おそらくこれはジョン・レノンの伝記の中で最も信頼できるものだろう。手練れの音楽ジャーナリストである著者の誠実な姿勢は全編から伝わる。しかし、それでもこれは、著者が故人の遺族、もっとはっきり言えばオノ・ヨーコに配慮しながら、自身やヨーコの利益を最も損なわない素材を非常に用心深く集めて完成させた伝記である。その一例はジョンがヨーコと別居した「失われた週末」の時期、ジョンの最も近くにいた愛人兼秘書のメイ・パンの証言をほとんど採用せず、ヨーコの右腕とも言われるエリオット・ミンツの証言を利用する形で、メイの回想録「Loving John」を切って捨てている点であろう。この伝記の主要な証言者であるミンツが実はジョンから軽蔑されていたことを、ジェフリー・ジュリアーノが告発するように「ジョン・レノン　アメリカでの日々」で書いている（ちなみに、エリオット・ミンツは、メイ・パンが出演するテレビ番組の司会者に「彼女の言っていることはウソ」と番組の前に電話をしてきた男である）。「僕はヨーコに魂を解放された」とビートルズ解散前後語っていたジョンだが、そのヨーコとの別居中に、制作したアルバムとシングルが全米ナンバーワン・ヒットとなり、エルトン・ジョンやデイビッド・ボウイの作品制作に力を貸して最もミュージシャンらしい実績を残した事実を、どう考えればよいのか。さらに、最晩年のインタビューで語っているほど、ジョンの５年間の沈黙が幸福なものではなかったことも、さまざまな関係者の証言で明らかになってきている。この伝記でフォローしきれなかった部分を明らかにすることこそ、これから出る伝記及びその著者の課題であろう。それは同時に、自身の名誉と体面を死守したいヨーコとその取り巻きたちとの闘いを意味するに違いない。

　日常会話のリスニングのトレーニングに、とてもよい教材だと思います。TOEIC高得点者でも、ニュースは分かるが、映画のセリフが聞き取れない人は多いそうです。　一応、各発音記号と音声変化の基礎知識を習得してから使うと、効果が上がると思います。

　セリフの頭出し機能が、DVDで学習する時に比べて、便利です。ただし、頭出しの位置が、少し前になってしまいます。音声のスピードを0.6-2.0倍に変化させることができます。映画全編のセリフを対象にした単語の穴埋めクイズの「超連続リスニング」はとても役立ちます。ただし、この機能がない製品もあるので、確認してください。「お気に入り字幕」に登録すると、個々のフレーズだけを再生でき、例えば、聞き取れなかったフレーズを集めて、練習することができます。メモまで付いていて、私はフレーズを発音記号に書き換えたりして、利用しています。単語帳は、見出し語が豊富なリーダース英和辞典を、参照します。さらに、単語帳の内容を、ユーザーが編集できます。しかし、残念なことに、一般的に、英語字幕は、スペースの関係でしょうか、省略や意訳が多いそうです。スクリーン・プレイ・シリーズのように、学習のために完全なセリフが表示されれば、一層、価値ある教材になるでしょう。

このCDを購入したのはまだアマゾンが出来る前ですね。

高校生の時でした。好きなゲームだったのでつい買ってしまったCDでした。

買ってからプログラムされた演奏だと知りました。当時としては本当に驚いたものです。今聴いても完成度は高いです。

あえて言わせていただきます。

できたら生のオーケストラで再収録をお願いしたいです。それぐらい完成度の高い編曲です。だから星は4つです。