ジェシ・デイヴィスの世界
最高のスワンプ・ロッカー、ジェシ・エド・デイヴィスの1stアルバム。70年代ロックの隠れた名盤とだと思います。アルバム全体に漂う泥臭い香り。けだるいボーカル、絶妙なタッチのギターが最高です。エリック・クラプトン、リオン・ラッセル、ジョン・サイモンほか、豪華ゲストによる演奏も素晴らしく、ルーツ・ロックファンのみならず、全ての音楽好きにおすすめしたい一枚です。
ウルル
数々の有名ロック・ミュージシャンのアルバムで頻繁に彼の名前は登場するが、誰もが一度は耳にしているのは、ジョン・レノンの『スタンド・バイ・ミー』の間奏での、あの泣きのギターであろう。しかし映像、写真は非常に少なく、私の手持ちでは"71年のジョージ・ハリスンの『バングラディシュ・コンサート』、ストーンズの『ロックンロール・サーカス』でのタジ・マハールのバックとしての姿くらいだ。いずれもサイド・ミュージシャンとしてであり、ヴォーカルは聞かれない。
そんな彼のソロ2作目の本作品は、LAスワンプの流れの中で残された3枚のアルバムの内の最高傑作と言える。デビュー作での気負いも抜け、徹底して気だるい、それでいて強烈なエネルギー感が湧き上がってくる究極のスワンプ・ロックが展開される。
基本セットはジム・ケルトナー(ds), ダック・ダン(bs)、ドクター・ジョン(ky)等によるふくらみのある演奏をバックに、ルースだがレズリー・スピーカーの効果で、ウネリと奥行きのある見事なスライド・ギター、素朴だがディープな味わいのある(上手いか下手かよくわからない!?)ヴォーカルから生まれる、実にスワンプ色濃厚なサウンドが展開される。また曲もレオン・ラッセルやザ・バンド、ジョージ・ハリスンのカバーに加え、師匠タジ・マハールに捧げた『My Captain』等のオリジナル曲の素晴らしさも強い印象を残す。有名ミュージシャン、有名アルバムじゃないが、スワンプ系、ウッドストック系が好きな人、早い話、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』、『バングラディシュ・コンサート』の出演ミュージシャンが好きな人にはぜひ持っていて欲しいアルバムである。
そんな彼のソロ2作目の本作品は、LAスワンプの流れの中で残された3枚のアルバムの内の最高傑作と言える。デビュー作での気負いも抜け、徹底して気だるい、それでいて強烈なエネルギー感が湧き上がってくる究極のスワンプ・ロックが展開される。
基本セットはジム・ケルトナー(ds), ダック・ダン(bs)、ドクター・ジョン(ky)等によるふくらみのある演奏をバックに、ルースだがレズリー・スピーカーの効果で、ウネリと奥行きのある見事なスライド・ギター、素朴だがディープな味わいのある(上手いか下手かよくわからない!?)ヴォーカルから生まれる、実にスワンプ色濃厚なサウンドが展開される。また曲もレオン・ラッセルやザ・バンド、ジョージ・ハリスンのカバーに加え、師匠タジ・マハールに捧げた『My Captain』等のオリジナル曲の素晴らしさも強い印象を残す。有名ミュージシャン、有名アルバムじゃないが、スワンプ系、ウッドストック系が好きな人、早い話、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』、『バングラディシュ・コンサート』の出演ミュージシャンが好きな人にはぜひ持っていて欲しいアルバムである。