鹿児島県産 西山さんちの紅はるか ファミリーパック 酵素さつま芋
「前者のカスタマーレビュー(byあさり さん)どうり期待を裏切らない味に 大満足です。生産者の努力が感じられる一品に家族一同喜んでいます。」
人類20万年 遙かなる旅路
英国の現役の科学者兼サイエンスコミュニケーター(大雑把に書くと、難しくなりがちな科学・化学の話題を
一般人にも分かりやすく伝える人・職のこと)が、アフリカを振り出しに全大陸を周って、見聞きしてきたことや
現地の生活や石器時代の人間と同様の体験をして得たことをまとめた一冊。
難しい話はありません(ここは流石サイエンスコミュニケーター。それに読みやすい訳にも支えられている)。
アフリカをいつ出たのか?出てどこへ向かったのか?散らばった先でどのように暮らしていたのか?
住むところは違えども文化や社会面では(今と違って互いを繋ぐ手段が無いのに)共通していることが
複数確認できる等…こういった方面に興味のある一般人には刺激的な内容が詰まっています。
上記のような内容に興味がある方は、著者と共に遠い祖先の「記憶」を辿る旅に出かけませんか?
一般人にも分かりやすく伝える人・職のこと)が、アフリカを振り出しに全大陸を周って、見聞きしてきたことや
現地の生活や石器時代の人間と同様の体験をして得たことをまとめた一冊。
難しい話はありません(ここは流石サイエンスコミュニケーター。それに読みやすい訳にも支えられている)。
アフリカをいつ出たのか?出てどこへ向かったのか?散らばった先でどのように暮らしていたのか?
住むところは違えども文化や社会面では(今と違って互いを繋ぐ手段が無いのに)共通していることが
複数確認できる等…こういった方面に興味のある一般人には刺激的な内容が詰まっています。
上記のような内容に興味がある方は、著者と共に遠い祖先の「記憶」を辿る旅に出かけませんか?
5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった
難しい。というのもかなり強引な論調が所々目立つからだ。例えば宗教の興りについて、「言語がなければ宗教は伝えることが出来ないから存在しなかった」というのはまぁいいとしても、「言語が誕生すると宗教はすぐに発生した」というのは飛躍ではないだろうか。私もその推論は当たっているような気がするが、私が知りたいのはなぜそういえるかという「根拠」だ。著者は根拠を示していない。
人種問題についても疑問がある。彼は人種は「生物学的種だ」と述べる研究者に肩入れし、「人種は政治的概念に過ぎない」と述べる従来の研究者を「独りよがり」と切り捨てている。しかし生物学的種とは(一般的な定義では)「互いに交配できない生物同士」を言うのであって、人類を生物学的種にするには定義の書き換えが必要だ。さらにその概念が必要な理由について、民族によって薬剤への感受性が異なるから、と医学的な理由を挙げる。しかし人種問題とはそもそも「外見に関わる少数の遺伝的性質で人を分類することの不合理さ」だ。薬剤感受性が問題なら投薬前に検査をすれば良いではないか。差別や偏見に口実を与える可能性を考えれば、生物学的種の定義をわざわざ書き換えるデメリットは大きいのではないか。本書を読む限り彼は人種差別主義者だという印象は受けなかった。ただセンセーショナルな発言をして注目を浴びたかったのだろうか?
他にも根拠の提示が必要なところで「それを支持する証拠はある」だけで済ませてしまったりと、信頼性はあまり重視されていない印象を受けた。
ただ話題は広いのでその点は評価したい。「人類の足跡 10万年〜」はストイックに出アフリカ以降の人類の移動ルートを追いかけていたが、こちらは話題が広いので(信頼性に目をつぶれば)こちらの方がおもしろく読めるのではないだろうか。
人種問題についても疑問がある。彼は人種は「生物学的種だ」と述べる研究者に肩入れし、「人種は政治的概念に過ぎない」と述べる従来の研究者を「独りよがり」と切り捨てている。しかし生物学的種とは(一般的な定義では)「互いに交配できない生物同士」を言うのであって、人類を生物学的種にするには定義の書き換えが必要だ。さらにその概念が必要な理由について、民族によって薬剤への感受性が異なるから、と医学的な理由を挙げる。しかし人種問題とはそもそも「外見に関わる少数の遺伝的性質で人を分類することの不合理さ」だ。薬剤感受性が問題なら投薬前に検査をすれば良いではないか。差別や偏見に口実を与える可能性を考えれば、生物学的種の定義をわざわざ書き換えるデメリットは大きいのではないか。本書を読む限り彼は人種差別主義者だという印象は受けなかった。ただセンセーショナルな発言をして注目を浴びたかったのだろうか?
他にも根拠の提示が必要なところで「それを支持する証拠はある」だけで済ませてしまったりと、信頼性はあまり重視されていない印象を受けた。
ただ話題は広いのでその点は評価したい。「人類の足跡 10万年〜」はストイックに出アフリカ以降の人類の移動ルートを追いかけていたが、こちらは話題が広いので(信頼性に目をつぶれば)こちらの方がおもしろく読めるのではないだろうか。