「サイボーグ009」や「仮面ライダー」といったおなじみの作品はもちろん、
“大事に保管されてきたんだろうな~”と勝手に想像してしまいそうな
見たことないレアなイラストも収録されてます。
ボリューム満点なうえ、値段も手頃でありがたい！
石ノ森ワールドに浸りたい人にもってこいの一枚ですよ。

これぞ原点回帰と言わんばかりにホラーテイスト、怪奇色を散りばめたのがBLACKである。
ゴルゴム怪人のグロテスクな造形（クモ怪人、コウモリ怪人、ノミ怪人あたりは今子供が見たら確実に泣く）、
太陽と月の2人の世紀王、バッタ男からBLACKへの変身の途中、人工筋肉フィルブローンの隙間から
吹き出す蒸気、倉庫の扉が開きコツコツとライダーの足音が聞こえバトルホッパーに跨ると共に
流れ始めるOPのイントロなど、今見てもBLACKは色褪せない。
変身前にグローブをギリギリギリ…と握り締めるポーズもお馴染。

武器は己の肉体のみ、ライダーパンチ、ライダーキック、キングストーンフラッシュと
最近の平成ライダーが拡張アイテム（ロックシードとか指輪、スイッチ、メダル、メモリ等）を駆使して
戦うのに対し、BLACKは物凄く泥臭い。だがそれがいい。
スーツアクターの岡元氏も今では良い体格だが、BLACK放送当時はとてもスリムで
BLACKの造形美のスラリとした姿勢を際立たせている。

そして何と言っても主人公・南光太郎を演じる倉田てつを氏。
ライダーシリーズの原作者である石ノ森章太郎氏にして
「今後倉田てつをを越えるヒーローは現れないだろう」と太鼓判を押される程のハマり役。
近年では仮面ライダーディケイドへのゲスト出演が記憶に新しいが、
BLACKを知らない世代にも彼の演じる南光太郎の熱さや苦悩は伝わるはず。
何よりこの人、20年経ってもカッコいいんだわ…。

初回販売分はこれまで同様にBOX付きであると予想されるので、欲しい人は予約必須。

いままで、巻けないまま置いてあったベルトが巻くことができました