1985年から2000年に放映されたドラマの主題歌など、ラブソングが収録されています。このアルバムを聴いていると、テレビ時代の端くれに育った自分の、何だか「総集編」を「見ている」気になってきます。本当に懐かしい曲から、ついこの間の曲まで、色々なことを思い出させるアルバムです。
オムニバスの作品は当たりはずれのはっきりした物が多いと思います。当然この作品は、毎週毎週テレビに釘付けになっていた人にとって、星の数は5つに違いありません。
藤田明二監督もおっしゃってるように、ホテルの部屋のドアが簡単に開くなど、重箱の隅をつつくようなアラ探しの目で見ると、いろいろ出てくるのかもしれませんが、それよりも、一人の男の生き様、映画の中の静かな心の変化が素直に私には伝わってきましたし、自然に受け止めることでがきて幸せでした。本当に、この映画の包み込まれるような大きな優しさが好きです。とくに、明パパと佐和ちゃんの最後の朝には毎回泣かされましたし、大好きなサックス&
ジャズが田村さんに似合っていて嬉しかったです。