1982年の夏に劇場公開された作品ですね。当時、劇場へ観に行った思い出があります。
原作劇画に沿って作られた連続テレビアニメ「
宇宙海賊キャプテンハーロック」は視聴率がイマイチだったのですが
劇場版・
銀河鉄道999でのハーロックというキャラクターは大変人気がありました。
アルカディア号のデザインもテレビと異なって、巨大なドクロを艦首に用い、船体色も変更されていた劇場版・
銀河鉄道999バージョン。
他にもクイーンエメラルダスのエメラルダス号も出演しています。
ハーロック、エメラルダス共に、彼らの顔に着いた傷の真相が描かれます。
アルカディア号を作った男、ハーロックの無二の親友として有名なトチローとの出会い。
そして当時、大変話題になった、昭和の大スター・石原裕次郎さんがハーロックの祖先の吹き替えを行っているということ。
当時のアイドル歌手・
渋谷哲平さんが歌う主題歌もカッコイイ!!
兎に角カッコイイづくしの映画ですが・・・
「
宇宙戦艦ヤマト」や「
銀河鉄道999」に比べると、スケール感がこじんまりしていることはいなめません。
また、ストーリー的にもイマイチ盛り上がりにもかけて、興行的には大ヒットとはいかなかった作品ですね。
ただ、個人的には大好きで、ハーロックの世界観が好きな方は是非入手して欲しいと思います。
余談ですがテレビアニメ「宇宙海賊・・・」がゲスト出演したテレビアニメ「
銀河鉄道999」では
アルカディア号はテレビアニメのタイプになっていましたね。
何かしらこだわりがあってああしたのかな???
・パーツ分割は塗装基準ではありません。塗装は必須でそれなりの技術が必要でしょう。
・電飾ができますが、麦球は別売りです。でも今ならLEDと光ファイバーで
仕上げてやっても良いかもしれません。(電池ボックス内蔵のスタンドが付属します。サイズは十分余裕があるはずです)
スケール的に最近発売されたハセガワのアルカディア号(1/1500)に近いので、並べてあげると良いかもしれません。
・・・ただし原価は630円のキットです。
たしかに今手に入れるのは難しいかもしれませんが高値がついていたら、ほんとにその価値が有るのかどうかよく考えたほうが良いです。
単純な造形ですから(複雑なのはゴンドラ部分ぐらい?)このキットを綺麗に
仕上げられるならフルスクラッチに挑戦するほうがよいかもしれません。
This is certainly the most complete Artbook ever about the Captain Harlock.
A real Bible with beautiful visual on a great paper.
A must buy.
キャプテン・ハーロックは松本零士先生の作品には数多く登場するヒーローの中のヒーローだがこの作品でもそのかっこ良さを痺れるほど感じ取ることが出来る。ほかの作品とつじつまが合わない所もあるが、その点は気にせずに彼らのかっこ良さを満喫しよう。
ずっと昔にTV(SSXがTBSだったので、多分TBS)をつけていたら、エメラルダスと
マーヤがY字架に架けられてるシーンが映っていて、あの作品はなんだろうと思い松本作品を
読み漁るようになってからこの映画だと気づいた作品です。
スタンレーの
魔女に挑むハーロックの先祖、ファントム・F・ハーロックI世の声に故・
石原裕次郎を当てているが、「999」で鉄郎を演じた野沢雅子が後年「
ドラゴンボール」で
孫悟空・悟飯・悟天と孫ファミリーを一人3役でやっていたことを考えると、本作も井上氏
が一人3役でハーロック一族の声を当てればよかったと思う。
(レコードのドラマや予告編ではハーロックI世の声は井上真樹夫)
話題性を狙ったキャスティングだが、たった5分間の出演で主演の井上氏を差し置いて
1000万以上のギャラを払う金があるなら、低賃金で働くアニメーターの給与を増やすとか
作画を作りこむとかした方がよかったのではないか。
どうしても裕次郎を使いたいなら、主題歌を歌わせるくらいでよかったのでは。
本作は「男の映画」というのを強く出しているために、そこに目が行きがちだが、ハーロック
の恋人・マーヤとエメラルダスはたとえ捕われの身になっても決して屈服しようとしない姿勢で
武器を持って戦う男たちとは違う形で芯の強さを表現していたと思う。
(そのためにエメラルダスはハーロック達の引き立て役になっていて、999劇場版や原作の漫画
のように戦うヒロインとなっていないのがちょっと残念。)
キャラデザインの故・小松原氏が男らしさを強調したせいか、ハーロックの顎が太めに描かれて
いるのが残念。
「
キャプテンハーロック」の設定画の顔のままでそんなに変更しなくてもよかったと思う。
ちなみに、本作の予告編2本に登場するアルカディア号の映像には、999劇場版1作目からのもの
が一部使用されています。
すごく男くさい作品なので、予告編の「さわやかな男のロマン」というナレーションはちょっと
違う気がする。