本書の著者は、中学・高校での教員を経て現在は大学教授となっている人であり、刑務所で犯罪者の更生支援を行っています。本書は、そのような著者が自らの経験に基づき記述した本です。
この本の
タイトルは「反省させると犯罪者になります」という極めて刺激的で「なんのこっちゃ?」という
タイトルですが、読んでみると極めてまっとうなことが書かれています。
(a) 犯罪を犯した人に、自らを内省させることなく、形式的に反省文を書かせても本当の反省にはつながらない、(b) 「被害者や遺族の立場や気持ちを考えることで、反省につなげる」ということは簡単にはできない、むしろ、加害者側の事情(犯罪を犯したその人自身)を自らふりかえり内省し、「なぜ、自分が犯罪行為を犯すようになったのか」を考えてもらうことの方が大事である、(c) 加害者側の事情を内省するためには、支援者が共感をもって接してサポートすることが大事、というようなことが書かれています。
そして、このようなアプローチは、親子の関係、学校での「いじめ」の問題など犯罪者支援以外の分野にも重要な方法、立場であることが書かれています。
私は、この本を読んで、犯罪を犯した人の「反省の有無」について今まであまりにも無邪気で無思慮だったと反省しました。心の底から反省していない人でも簡単に模範的な反省文を書く以上、「この人は反省していないから、重刑でも仕方ない」のような単純な考え方は危険と知りました。
また、職場の部下や、妻や子どもに対して、どんなふうに接すればよいかというヒントを得ることもできました。形式的な権威主義ではなく、相手の立場を考えて「共感すること」の大切さを再認識しました。
このようにとても重要な示唆を含んだ貴重な本ですが、少し残念なのはあまりにも同じことを繰り返し記述しすぎなことです。少し辟易します。
しかし、本書が重要な気付きがあることに変わりはなく、一読の価値がある本と思います。
読み進めると驚きの連続。 国策捜査の実態、権力を巣食う外務官僚、田中眞紀子さんと鈴木宗男さんの失脚の裏側、外務官僚の自己保身のための諜報活動、北方領土に群がる面々、、、、、とにかく本書を読んで思わず笑ってしまうのだが、すぐに「こんな面々が税金をバンバン使っているんだ!」と思うと、ハラが立ってくる。
「国策捜査」の実態で驚いたのは、鈴木宗男さんの事務員を勤めていた女性の死だ。「国策捜査」には恐るべき実態があるものだと腹立たしくなる。
そして、鈴木宗男さんが「ムネオ疑惑」で「疑惑の総合商社」と呼ばれた頃。 あろうことか外務省幹部が内部資料を共産党に流し、国会で宗男さんに追及した内容は実に恐ろしい。 共産党の実務の中心人物だった筆坂秀世さんを交えた3者対談の内容は詳細で、外務官僚たちは「宗男さんを消す」という目的のためだけに、革新の極みである共産党の肩を持つ。自己保身のために、ここまでやってしまうのか? 官僚たちは。
2人とも職を辞さずに係争中である。 根本には「悪いことをしていない」ということから、こういう選択肢を選び、戦っている真っ只中である。 最後の章では、こんな最中でも彼らを支えてくれている人たちの紹介がされていたが、泣かせる。
そして最後に、「本書に登場する外務官僚の皆さん」が4ページに渡って掲載されている。 本文中でもこのページでも相互参照できるようになっているので、交互にめくりながら読むと、怒りがふつふつと湧いてくる。 きちっとした国益感を持つ官僚で、外務省が構成されることを望む。
分かりやすく解説されているので、先に読んでいた『地球を斬る』より早く読み終えてしまった。 それでいて、心を揺さぶられる対談本だ。
ハングオーバー1作目の衝撃に比べると、かなり質は落ちますが、そこそこ面白いです。
個人的には2作目よりは面白かったと感じました。
インスタントビデオでレンタルし、kindle fire(初代)で視聴しましたが、画質・音声も問題なく、楽しめました。
ただし、日本語字幕のオン・オフや、
英語字幕との切り替えができません。
他社の映像配信サービスでは、DVD/BDのような字幕切り替えに
対応しているところもありますし、その辺は将来的に改善して欲しいと思いました。
友人に値段の割においしいと勧められて、サイトを見ました。他の人のレビゥーを見て購入するのを考えましたが、出店者の丁寧な説明を読んで買ってみる事にしました。実際に食べてみたら、味も濃いし、値段もリーズナブルなので、とても気に入りました。
ヨーグルトとよく混ざるので朝食にぴったりで、毎朝グラノーラなどをいれて食べてます。
他の友人にも勧めようと思います。