以前から、自然体で気取りのない
香里奈さんにひかれていました。普通に女性らしく悩まれ、喜び、感謝される。そんなご本人の気負いのない文章、エッセイでありまた豊富なフォトもあり、ファンとしてはうれしい限りです。インドア嗜好で時折ネガティブに落ち込んでしまうしまうときも、自分をふるい立たせてきた静かな努力に強い親近感を覚えます。名古屋の幼少時代(クラシックバレエのフォト有)からドラマ撮影に入り込む状況下の苦悩等、
香里奈さんの人間味がつたわるエッセイ+フォトになっています。
映画としてはよく出来ています。
テンポもセンスも良く、映像も綺麗で、飽きさせない、よく出来たエンタテイメント作品です。
が、リ
アリティはゼロ。
4人が4人とも美人で仕事も出来て、4人ともにイケメンの彼氏(それに準ずる男)がいるという、
恵まれすぎた夢物語です。
ここにリアルはありません。
一番の主役の
香里奈は広告代理店に勤めていて、研究者でイケメンで真面目で自分ことを一番理解してくれていて信頼できる彼氏(向井理)がいる設定。
しかも、自分の些細な会話も覚えていてくれた誕生日プレゼントに、プロポーズまでしてくれて、
なのになぜか毎日、不平不満と泣き言ばかりです。
麻生久美子は大手ゼネコン?に勤め、女だてらに出世頭で高給取り、いつも静かに笑っていて何一つ不平を言わない優しく年下でイケメンの夫(上地雄輔)がいる。
なのになぜか毎日、怖い顔して怒ってばかりいます。
板谷由夏は夫のたった一度の浮気が許せず離婚して母子家庭ですが、息子がありえないぐらい母親想いの良い子で、職場の同僚からも好意を持たれていて、
なおかつ、離婚した元夫からも毎日電話がある(復縁を望んでいる?)が、無視し続けているという日々。
なのになぜか、周囲からは頑張りすぎという評価です(どこが?)。
吉瀬美智子の設定だけ少しリアルです。文房具メーカーの中間管理職で、イキオクレの彼氏無し。おしゃれにも興味なし。仕事漬けの毎日。ただし、最後の最後で
一回り下のイケメン(会社の後輩(部下)から食事に誘われます(その後の展開は不明)。
要するに、この映画は何もかもが恵まれすぎた勝ち組の女性たちが「私たちだって苦しいのよ」という、いわば金持ちの贅沢な悩み、贅沢病を描いた作品です。
そこに多くの庶民が感じるようなリアルさは微塵もありません。
本当の働く女性たちは、もっと多くのものを犠牲にしているのではないでしょうか。
少なくとも、多くの女性の現実はこの映画のように「恋も仕事も充実しているのに、でも私ってなんだか恵まれてないの」というような能天気なものではありません。
だから、これはシンデレラと同じように夢物語・おとぎばなしとしてみるのが正解なのでしょう。
リ
アリティはゼロです。
よくできたおとぎ話です。
映画の出来も良いです。
笑顔と美貌とくびれた抜群のスタイル、スラってした脚と沢山の水着。。最高です。
香里奈のすべてを今では観れないのが盛り込まれているお宝DVDです!
香里奈さんのモデルから女優としての仕事に向けての軌跡が分かる本でした。
幼少期のこととかも分かりました。とても為になりました。
自分も頑張る勇気がでてきます。
良い本なので読んでみてください。
香里奈さんを応援しましょう。