やっとの思いで学科をクリアしても、どのように実技を勉強すればよいのかということは多くの人が悩むところだと思う。私は全くのゼロから気象の勉強を初めて1年以内に
気象予報士に合格したが、実技対策は、この「
気象予報士試験第1回〜第20回テーマ別実技試験解答と解説」のシリーズ4冊のみしかやっていない。これを繰り返しやることで、求められている解答とそのレベル、解答に必要な語句が効率的に習得出来た。素人ほど、自己流に頼るのではなく実際の試験で求められている解答に沿った学習をすることが合格への最短経路だと考える。
過去問題集といえば東京堂出版。
ご存知新田尚氏(この人の本を何冊買ったことやら)をはじめとした
天気予報技術研究会による詳細な解説を、過去の予報士試験に付けて
カテゴリーごとにまとめた4巻セットの第1巻です。
私は第29回の試験で合格しましたが、最後の総ざらえにと、この本と第4巻とを
2007年後半にネット注文して、本を開いてから後悔しました。
かなり中身が古いんです。
気象予報士試験も、年々リニューアルが加えられ、実技の記述問題は
当初の「80〜100字で解説せよ」なんてものは一切なくなり、ほとんど
キーワードのみを並べて「25文字で記述せよ」なんてのが主流です。
この問題集は、最頻出問題である温帯低気圧をテーマにした過去問題を
集めたものですが、ほとんど平成ひとケタの問題で、一部はやや陳腐化
しつつあります。
もちろん、古い問題もフルに暗記する時間と労力を惜しまないという方は
どんどん挑戦されて下さい。天気予報技術向上にはとても役立つでしょう。
しかし、時間も財力も限られているので効率的に学習したいと思っている方は、
個人的にはこのシリーズよりも、最近(第21回以降)の問題集を何度も何度も
繰り返し解いたほうがいいかなー、という感じがします。
やっとの思いで学科をクリアしても、どのように実技を勉強すればよいのかということは多くの人が悩むところだと思う。私は全くのゼロから気象の勉強を初めて1年以内に
気象予報士に合格したが、実技対策は、この「
気象予報士試験第1回〜第20回テーマ別実技試験解答と解説」のシリーズ4冊のみしかやっていない。これを繰り返しやることで、求められている解答とそのレベル、解答に必要な語句が効率的に習得出来た。素人ほど、自己流に頼るのではなく実際の試験で求められている解答に沿った学習をすることが合格への最短経路だと考える。