ガンパレード・オーケストラ 白の章 (電撃文庫)
出ました。ガンパレシリーズ最新作です。著者は前シリーズ、ガンパレードマーチと同じく榊涼介さんです。
榊さんは主要なキャラクターの心理描写が上手いのでついついはまってしまいます。
私はゲームもアニメの方も知らないためか、案外すんなり小説の世界に入れました。
少し前作との関連が薄いので、ガンパレードマーチの続編とは言えませんが、榊さんが書いているので上手い具合にまとまっています。ちょっと話しを詰め込み過ぎの感もありますが、榊ガンパレのファンは必読です。
判定は少し甘めの星四つで。
ピンク・レディー in 夜のヒットスタジオ~フジテレビ秘蔵映像集~ [DVD]
山口百恵や中森明菜に続き、「夜のヒットスタジオ」プラス秘蔵映像満載のDVD-BOXの決定版!同じ曲が時期によって異なる衣装、異なる舞台で様々に楽しめる。
「ペッパー警部」のデビューから解散まで5年、男女問わずあらゆる年代に好かれた二人が夜眠られぬほどの人気を誇った実働期間はほんの2年余り。その間、おとなしい歌謡曲にあふれていたTVの歴史を塗り替えたのが彼女たちだった。歌詞やメロディが革新的なのに加え、個性的な衣装と体育会系の振り付けは、その時代に生きていた者にとってはあまりに衝撃的だった。
さらに「夜ヒット」はカメラアングルや演出など他の歌番組に比べ質が高く、PVとしてもライブ映像としても永久保存的価値がある。大げさに言えば、当時の芸能・風俗の一見本として町の図書館に置かれていてもおかしくないのかも。
とにかく懐かしい域を超え、今にして思えば奇跡に近い彼女たちの映像を同時代に生きた人たちと共有したい。
ピンク・レディー ベスト・ヒット・アルバム
うううううむ、あなどれませんな。アレンジャーのかたのヤリタイ放題状態なのですが、ストリングスアレンジおよびブラスアレンジ。これはアメリカの黒人バンドからの借用かとおもわれますが。総合してみますと過不足ないアレンジ、はったりかますアレンジ=ジグソーみたいなやつね=を多用した手法が光っています。大衆レベルが現在のようにファンク、ディスコに疎遠であった時代にやらかしたわけですから=ヒットしてもおかしくない=。アメリカの黒人ファンク、ディスコバンドのアレンジの翻訳精度=日本の風土に合うように修正を加える能力が高かったという印象です。リズムはやはりいけていません。ここは日本人の最大の弱点であります。10点中8点 翻訳文化の証拠品