軽くほのかに甘く可愛らしい歌声。
春っぽい弾む曲調とマッチすると素晴らしく晴れやかな気持ちにしてくれます。
尾崎亜美さんと似たイメージ。
アルバム全体としては、伏し目がちな
ジャケット写真のように
少し暗い要素と単調な一面があります。
大人の女性の心持ちですから能天気な明るさだけではなくいろいろあるのは分かります。
でも、春の日差しのような暖かい明るさだけを期待してしまいます。
期待してしまう歌声ということかもしれません。
不思議で独自の世界観のまま、淡く色づけをしていってほしい。
金原ひとみさんのすばる文学賞と
芥川賞を獲たデビュー作です。蛇のように二つに割れた舌を持つ男アマと同棲し、サディストの彫り師シバとも関係を持つルイを描いた作品です。彼女は、自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にハマっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる若者たちの生の本質を鮮烈に描いている、吉高由里子に出会える作品です。