当時から私は、永井真理子の歌は好きでした。やっぱりいい声してます。うまいし。ジャケ写もかわいいです。この人は、このアルバムでは作詞作曲にはあまりかかわってないようです。曲、歌詞、歌、それぞれのプロがベストを尽くす。こういう形、最近はあまり見られない気がします。アーティストもいいのですが、こういうプロフェッショナル・ポップスがまた聞きたいですね。
一曲目に自分の大好きな『ステップ ステップ ステップ』を持って来るあたり心憎い曲順。(笑) 『ブランニュー・ウェイ』も勿論大好きな曲。ミニ写真集付きのブックレットも豪華な感じがするし、当時のファンハウスの売れっ子の一人だから、レコード会社も力を入れていた事が伺える。
透明感、軽快さ、パンチのある歌唱力と個性も有り、代わりになる人は見当たらない。元気さが良い。
少し批判めいたことを書く。自分は今年42歳になった。学業が終わる頃はバブルがはじけていた。それでも、幼い頃は、不自由のない生活が出来ていたが、この20年は、冬の時代だ。 冬の時代、そう、今は季節だけでなく、日本も冬の時代ではなかろうか?
景気の良かったころの季節は夏だ。水着でもおっけーだ。しかし、冬には冬の準備をしなくてはならない。
林真理子先生は、今でも夏の格好をしろとこの本では、言っているように自分は受け止めた。待ってるのは凍死だろう。プロの作家さんだけあって、作文は上手い。一気に読ませる技術もある。でも、林先生の核になる部分を自分は見つけることができなかった。
自分のような中年でも違和感を感じるこの本だが、今の10代20代の人間が、この本から、何かを感じるだろうか? 彼らは生まれた時から寒さの中で育ってるのだから。
このアルバムは凄いね。捨て曲無しでオリジナル3枚目のアルバムなのにまるでベスト盤のような出来。他の方がレビューで言ってるように、このアルバムからシングルカットされた曲が多いのも、うなずける。ファンなら必ず持ちたいアルバムのひとつだと思う。
今年、中学受験を終えた受験生の親です。 この作品の中に出てくる受験アドバイスのひとつひとつは、本当の受験においても非常に役に立つものだと思います。受験にのぞむ上での準備運動として、親御さんがお子さんと一緒にご覧になるとよいと思います。(もちろん、親御さんだけでも、受験生本人だけでもよいのですが・・・)
また映画としてもさわやかな後味が残るよい作品だと思います。最後はわかっていてもホロリとしてしまいます・・・。最近、ドラゴン桜など受験をテーマにした漫画やドラマ等が数多くありますが、その中でも非常に質の高い作品だと感じます。
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