アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキンが同じ画面に収まっている。

それだけで観る価値がある作品です。ただ、日本ではあまり話題になりませんでしたね・・・。
公開している劇場を探すのに一苦労した記憶が残っています。

内容はいたってシンプル。

28年振りに出所したアル・パチーノを迎えに行くクリストファー・ウォーケンは彼の暗殺を指示されていますが、
親友である彼を殺すことが出来ず、打ち明けてしまいます。タイムリミットは翌朝10:00。
それを聞いたアル・パチーノは"なんだよ！まだ時間あるじゃん！！"とロサンゼルスの夜の街へ繰り出すことに。

そして、かつての仲間アラン・アーキンを引き込み、夜の街で酒、女、窃盗、車ををひたすら楽しみまくる！！
というなんとも歳をとってもヤンチャで友情に熱く、プライドを持ち続ける熱いおっさんたちの物語です。

そんな中、刻々と暗殺のタイムリミットが近づいて・・。

70歳を超える老人3人がロサンゼルスを歩く足取りや、銃を構え走る姿は弱冠覚束ないが、顔は余裕綽々。
とにかくこの3人がかっこよく、またJon Bon Joviの主題歌＆挿入歌がこの映像にぴったり嵌っています。

もう少し大々的に配給会社もアピールすれば良かったのですが、残念。

"Get behind me satan"で、「もういいかな」と思っていて、
暫くスルーしていたんだけれども、たまたま今作のことを知って、
何気なく概要を眺めていたら、ジム・ジャームッシュのコメントが載っており、
ふと”Coffee & Cigarettes"に登場していたWhite Stripesが脳裏をよぎり、
テスラコイルで嬉嬉としていたジャックの顔が私の日常生活で思い返されること暫し、
でDVDも単なるライブアルバム（←おなかいっぱい）というわけではなく、
なんかのコンペティションに出展された”映像作品”らしく、
「実は秀逸な作品かもしらん・・・」と気になっていたところの給料日で、
衝動的に購入してしまったわけで。

ふむ、感想としては、CDも一曲目からいきなり血が沸くほどのテンションなんですが、
DVDの方も期待以上の完成度で、モノクロと赤とカラーとがうまく複合した映像で、
会場でのライブ収録も"Jolene"とかcoolなんですが、
地方に彼らが行った際のサプライズライブの映像で、じいちゃんばあちゃんもいる前で、
壁に頭をめり込ませながら絶叫するジャックがcrazyで笑えます。

彼らの音楽性に関しては国内でも色々批判めいたことが言われているみたいですね。
まあ、音楽の歴史とか、なんちゃらとなんちゃらとかいうバンドの二番煎じやとか、
数学的科学的直観的音楽体系の中で、かれらはどこに位置するとか、
私はさっぱりｗだけれども、DVDがそんな偏った見方を払拭してくれます。
映像の一部にトラックの運転手とメグのこんなやりとりがあります。
うんちゃん「で、君らは二人で何をやっているんだい？」
メグ「二人で大きな音を出すの。」

このメグの一言を聞いたとき僕は思いました。
「ああ、それだけなんだ、それでいいんだ・・・」と。。。

私の一番好きなマスタング、シェルビーＧＴ５００の６７年モデル。
１／１８ではアーテル製の同モデルを所有していますが、本商品はさすがのオートアート製です。
完成度のレベルが違います。ボディーの正確な再現度はもとより、室内、エンジンもぬかりはありません。
値段は安いが最高の出来です。
マスタング好きなら買って損はありません。是非手元で眺めてほしいです。