第一弾、第二弾と凌辱系が続いたが、今作は一応寝取りモノも含むものの全体的に和やか？に展開する。タイトル通り、艶母達が誘ったり受け入れたりする。凌辱系がダメな人にもおススメ。
夫にはＭを強要されるが求めてきた息子には少しＳ気を出す妖艶な義母・淑恵。
憧れていた元義母・楓との同じベッドでの短い同居生活。
息子には賢母の顔を見せるが、裏では夫に調教されている再婚したばかりの義母・睦美。
母であり未亡人でありながら息子の一物に溺れていく由布子。

一つ一つは長編のように掘り下げられないものの、イラストは充実している。

レビューの評価が低めだが、個人的にわりと好きな作品。
「歪んだ愛」というレーベルの主題を余すところなく表現している
脆く壊れそうな箱庭の中で繰り広げられる二人の交歓が痛々しくも
哀しい。周囲からどんなに病んでいると思われても
二人にとっては幸福な結末だったのだろうと思う。
こういうラストが待っている作品があるのが、ソーニャの持ち味では。

最近多く出ているＴＬ文庫の多くが、ご都合主義にもとれるハッピーエンドな終わり方をしていて私はちょっと飽きてきていたので、世界観を壊さない終わり方をしているこの作品はおもしろかったです。

タイトルは｢王子様の猫｣ですが、同時発売された同文庫よりこちらの方が｢監禁｣っぽいですねｗ
王子様の歪んだ愛情と執着っぷりが、私は楽しめました(*^^*)
それにしてもエロシーン多いですね〜ｗ
でもイラストにあまりそのエロさが出てなかったのが、ちょっと残念でしたが。

単純なハッピーエンドに飽きた方や、歪んだ執着愛がお好きな方にはオススメです♪