取り調べのすべてが録画され、その内容が裁判にも使われるという“緊急取調室”で、容疑者を、取り調べによって“丸裸にして”自供させる刑事物語。舞台が取調室なため、刑事ものにありがちな銃撃戦などはほとんどない。また、主な出演者の中で一番若いのが46歳の
天海祐希で、設定が亡くなった夫を今も慕う二人の子持ちの警察官で、相手役になりうる上司の48歳の田中哲治は妻帯者という設定なので、恋愛めいた要素もほとんどない。取調室の同僚は、田中の他には、小日向文世、
大杉漣、でんでんの3人で、この5人が中心。彼らは、自らをオッサン、オバサンと呼んでいる。こう書くと、まったく魅力のないドラマに思われる人もいるだろうが、各回は、充実した人間ドラマで、まったく飽きさせない。特に、小日向と大杉が素晴らしく、普段は落ち着いた熟年で優しいのだが、時に熱い演技を魅せる。一話完結だが、元警察官で殉職した天海の夫の謎の死に、警察上層部の草刈正雄、篠井英介、田中の三人がどう関わっているのかが、各話で触れられ、ラストで秘密が明らかにされていく。各話が充実していただけに、最終話は、割にあっけない印象は否めない。ゲスト陣で特筆すべきは、不気味な高嶋政伸、嘘まみれの美しい安達祐実、国会議員神保悟志とその秘書泉谷しげる、抑えた演技が美しい
伊藤裕子。若手では、
速水もこみちが、別の課の刑事役で、出演は比較的多いが、居酒屋の店員役の中村静香は、毎回ラストに1分ほどしか出演しないので、若さには欠けるドラマとはいえる。
大沢たかおと、
鈴木京香の純愛ストーリーです。
他にも言わず(言えず)女性を見守る男性。
慰めようとして、雪だるまをいっぱい作ってたり、
手作りの置物や料理をプレゼントしたり。子供みたいな純愛が切なくなります。
風景も出演者もキレイな作品です!
鈴木重子さんのコンサートが6月25日に
大阪で催されたのですが、この「ブレス オブ サイレンス」は同日発売でしたので、コンサート終了後早速購入しました。全体として、前々回のアルバム 「マイ ベスト フレンド」同様、クラシックからオリジナル曲。童謡まで、
ジャズという枠組みにとらわれない、とても、充実した内容です。鈴木さんの声も前にもまして、温かみと深みを増したように思えます。個人的には、オリジナル曲「あなたへ」が好きです。是非、一度鈴木重子さんの世界を覗いてみてください。何か素敵なものが見つかると思いますよ。