人というのは実に現金な生き物なので、いつでも会える、いつでも見れる、いつでも聞けると思っているから
本当に欲しい物が判らなくなったり、本当に必要な物見えなくなる時が多々あります。
失って初めてその存在の偉大さに気付かされる事が多々あります。
アルバムについて稀代の名作である事は、周知の通りなので青純の思い出を少々・・・
青純といえば16ビートシャッフルがオハコのグルーヴマスターでした。
青純、ポーカロが神様で則竹がアイドル、佐野康夫が好きな自分にとっての青純は青春そのものでした。
初めて生で見た(聞いた)のは、今井美樹のツアー。
終始「ハットの歌い方」が神がかっていたので、流石に今井美樹クラスともなるとツアードラマーも偉く上手い人使うんだなあ、なんてノンキに思ってたらメンバー紹介で驚いた。
当時のドラムマガジンで達郎が「バックは青ちゃんさえ居ればいい。逆に青ちゃん以外ならアルバム(レコーディング)は作らない」とまで言ってた意味も良く判った。
プリプリ全盛期のレコーディング時に某スタジオで本人に会った時、
(プリプリのアルバムは、全盛期以降の後期〜解散までは富田京子で、デビュー〜全盛期まで全曲青純なのは周知の通り)
俺「ファンなんです!握手して下さい!」
青純「へー俺にもファンとかいるんだ〜笑」
ってニッコリ笑って握手してくれた。
思ってたより小柄(165cm位)で、手も小さいけど分厚くてやたら柔らかかったのを覚えてる。
有給使って銀座の山野楽器で行われたドラムセミナー行った時、本人への質問コーナーで事前アンケート採用されて帰りに記念撮影して貰ったのはもはや奇跡。
今となっては記憶も曖昧だけど確か日頃の練習方法とか質問した様な。テンポ60の一つ打ちをフォルッテッシモで20分以上片手ずつ、とかだったはず。
当たり前の事を当たり前にコツコツやってきた人。
青山純さん、あなたの音楽に出会えて本当によかったです、どうか安らかに。
P.S
最近毎日車で聞いて変わらぬアレックスグルーヴにやられてます。
珠玉の
バラード、トゥモローズアフェア最高です。