何て、美しく哀しい映画なんだろう。
小説家の男は白い部屋で愛するヌードモデルの女を待つ。女は他の男との愛に苦しみ、小説家の男に逢うことでバランスをとる。
人を思う切なさ、思うが故の強さと脆さが感じられる。大胆な絡みのシーンもあるが、愛する人と体を重ねることの幸福感と、一つになりきれない孤独感がよく伝わってくる。体はぴったりくっついて隙間はないのに、心が遠く離れてるなんて、あまりにも哀しい。溺れているのをお互いにわかっていながら、そこから抜け出せないというのも、情愛だからこそ、と思う。(ドロドロして感じないのは、あの生活臭のしない白い部屋が背景だからか?とにかく映像が、美しい。)
物語は以外な方向に展開するが、最後のドアのベルが鳴るところで、ふとこちら側に呼び戻される、というか、なぜかホッとした気分になるのだけれど、いろいろな解釈がとれると思う。
最初はかなり激しく大胆なシーンにドキドキし(とにかく二人とも体が綺麗。筋肉のスジとか、曲線とかそういうとこも)、疲れれば、
マッサージしてくれたり、おなかすいたらパスタ作ってくれる
坂口憲二似の小説家の彼に、こういう彼氏が欲しい!と、気楽に観ていたら、次第に切なく、哀しく、心にグーッと来てしまった。
原作の題名は「体」とのこと、観る度にいろいろな発見のある作品になりそう。レビューを参考に購入してみたが、当たり。☆6コか7コあってもいい。
白虎野の娘のあの歌詞は
ベトナム語か? アコースティックのアルペジオが奏でる前奏からいきなり
ベトナム語。いいなぁ。いい!
ヨイヤー ドンセー ジンルー ゲイホー ニーハイ(と私には聴こえます)
日本語の歌詞はスケールの大きさと視点の繊細さが同居する不思議な光景を彷彿とさせます。目を瞑って聴いているとその光景の中に自分がいます。'あぁ マントルが饒舌に火を吹き上げて' 捨てられた野に立つ人を祝うよ' あぁ 静かな静かな娘の視野で' あぁ 見知らぬ都に灯が燈りだす' ウーン。こんな現実の光景を見たいものです。
ですが、一般的な評価はどうでしょう?
表紙カバーから、なんとなく「
青木りん」さんに似たイメージがあったのですが、現実はというと「青木さんより、可愛い、色白、美肌」です。しかし「青木さんより、胸もお尻も小さい(あちらが大きすぎ?)、そのため更に寸胴・下半身身デブ」に見えてしまいます。着衣での画像も多いのですが、薄手なうえ下着を着けていないので逆にエロく見えて好印象。欲を言えば(ほぼゼロな)下着姿での画像が欲しかったですね。
専門学校辺りにいそうで、抱き心地の良さそうな娘さんの好きな方(ただし巨&爆乳系が苦手な)にお薦め(謎)