みなさんがレビュで書かれておられますように、私も真昼間、TVで幸運にもウェリントン爆撃機(当時は名称は知らず)から投下された球体がジャンプするシーンから見ました。以来全編を見たくてーそれ以前に映画の題名すらわからずー、ようやく入手することができました。派手な成功の影には、地味な努力と忍耐が必要である。との思いを新たにしました。かの
エジソンだったか、曰く「天才は、1%の才能と99%の努力である。」と。「メンフィスベル」、「633爆撃隊」も感動しますが、本作品は、裏方が丹念に描写されていて親近感を持ちます。同じ島国で大和魂も持っている者(自分では)としては、世界に覇を唱えた国の奥深さを感じます。最後に未帰還者56名と聞かされた爆弾開発者が愕然とし、発明しなければ良かったと述べます、対して爆撃指揮官は、それでも我々は行っただろう(ダムを破壊しなければ、この先何千、何万の死者(しかも一般市民)が出る可能性があるのだから)と慰めます。研究者と戦闘者との死者数に対する考え方の違いが印象的です。
ショボそうな糞ガキがムショの中でどんどん成長していく様です。
主人公マリクはアラブ系という設定ですが、見た目フレディ・マーキュリーっぽいイケメンさんです。
プリズンブレイクとゴッドファーザーを足したような感じですが
フランス映画特有の軽快さが小気味よいです。
クライム物としてもとても良い映画です。