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騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)
正直、藤田騎手はあまり好きな騎手じゃない
けど、この本に興味を持ったのは新聞でこの本の広告を見たため、
そして、「なぜ武豊が勝てなくなったのか」のキャッチコピーだった!

広告を見たのは、
確か数週間後に2013年のダービーを控えていた時だったと思う。

じゃ、自分は武豊のファンかと言えば、
実をいうとアンチ武だった。数年前までは、しかし最近勝ち鞍が激減した武豊の姿を見るにつけ
競馬の一ファンとしなんだか寂しい思いがあったのは事実。
憎らしいほどに勝ち続ける、それが自分が持つ武豊像だからだ。(野球で言えば巨人みたいな)

特にスペシャルウィークの頃は、すごくアンチだった。w(自分は、グラスワンダー、的場騎手のファンだった、そして野球はヤクルトファンww)
そんな武豊が2013年のダービーをキズナで見事に勝利した!!
久しぶりに競馬で感動した!!(マヤノトップガンの春天位に)
その姿を見て、自分の主観だけど、やっぱり武豊が勝つと絵になるなって思いました。

そんな時、ふと思い出しこの『騎手の一分』と言う本を購入し、読んでみました。
賛否はあるかもしれないけど、とても面白かった。
夢中になって読んだので一時間くらいで読めました。
なんだか懐かしい馬の名前や、人物の名前なんかも出てきて
競馬ファンなら楽しめると思います。

藤田騎手=荒くれたイメージを持っていたのですが、
レースでは意外にもフェアプレーなのは知らなかったです。
また色々な騎手への批評も興味深いし
調教師とのやり取り、厩務員たちとの関係、馬主の関係も読んでいて
非常に面白かった。
最終的にはすべての責任をJRAだけにしてる点は
無条件で賛成はしかねるけど、納得できる部分はありましたね。

長々となりましたが、
とにかく、競馬ファンなら楽しく、また興味深く読める本だと思います。
是非おススメです!!

ロミオとヂュリエット 03 ロミオとヂュリエット
うん、一回ちゃんと全部読んどいた方が良いと思うよ。
思ってる程難しくないしね

あらすじで読むシェイクスピア全作品(祥伝社新書)
 帯にあるようにも、欧米の教養人、あるいは、古典を読むにあたって、必須の知識は、聖書とシェイクスピア作品である。欧米の人々はそれがわかっているから、成長していく過程で自然に身につけることができるが、日本では、こういう知識は、意識的に身につけなければならない。資格試験の点数がいくら高くても、このような知識を欠いていたら、欧米人には教養ある人とは認めてもらえない。
 確かに、語学の教科書でも、部分的に取り入れられていたりしているが、網羅してリストに、かつ、ポイントが書いてある本は、あるようでない。文学的な専門書にしてからがそうである。それを本書は、いとも気軽に(とはいえ、大変な知識と読書量を要すると思うが)、惜しみなく、読者が参照しやすいように書かれている。
 『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』などはおなじみであるが、シェイクスピアの歴史劇などは複雑で、戯曲に丸腰でかかっても歯が立たないということがある。その点、本書を読めば、その構造もすっきりで、文学そのものに集中することができる。
 よくある、あらすじだけを書いた本とはまったく違う。私など、なかなかシェイクスピアを攻略できないでいたので、「このような本をよくぞ書いてくれました。ありがとう」と陰ながら著者に手を合わせる日々である(笑)。

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