大好きな映画のベスト10に入る作品です。
映像の捕らえ方が素晴らしい作品で映画の始まりから終わりまでの全てに
芸術的な香りが漂っているような感じがします。同時に
英語という言葉の
持つ独特の良さを感じさせてくれる作品でもあります。特にお金持ちの老女
とのフィン・ベル最後の会話のシーンが最高に大好きです。
とにかく1度は観て欲しい作品です。
原作は『オリバー・ツイスト』や『クリスマス・キャロル』でも有名な、
文豪ディケンズの名作『大いなる遺産』ですけど、舞台を現代に移していて、
レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ+ジュリエット』みたいに
スピード感のあるスタイリッシュな感じに仕上がっていたんで、
とっても見やすくて、すごく楽しめました。
イーサン・ホークって、『リ
アリティ・バイツ』や
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』でもそうですけど、
繊細でちょっと芸術家肌の青年の役が、ホント似合いますよね〜。
今回は、愛するお嬢グウィネスの気まぐれに翻弄される
画家志望の青年役なんですけど、ピタっとハマってます。
あと、グウィネスが着ている洋服や
ドレスが、とってもオシャレ。
ダナ・キャランが彼女の衣装を用意したみたいですね。
ダナ・キャランって、普段は黒い洋服が多いと思うんですけど、
グリーン系が大好きなアルフォンソ・キュアロン監督の強い要望で、
鮮やかな緑からモスグリーンなど、緑一色で揃えたみたいですよ。