執念谷の物語 (新人物文庫) |
表題作は、最も戦国時代らしい歴史小説。小県郡あたりのややこしい地政を舞台に、人間性にやや問題のある豪傑の生涯を描いた秀作。明治生まれの作家ならではの無骨で乱暴な武者の描き方は、司馬遼太郎以降の作家では出そうとしても出せない味わいがある。現代人の細やかな精神構造とは大分違う人を人とも思わぬなりふりが、現実感がある。だがそれがまた終幕の悲壮感を高めてくれる。平将門や西郷も著者ならではの本物感があるが、著者の真髄は「戦国時代」だと思う。 |
人生劇場 飛車角と吉良常 [DVD] |
ご存知、尾崎士郎の長大ロマン小説のごく一部(残侠篇)を、日本映画史に名を刻む巨匠の一人、内田吐夢が1968年に監督して映画化した作品。当時すでに東映の定番であった任侠路線という「プログラム・ピクチャー」から、奇跡的に生まれた芸術映画、と呼べるとほどの完成度を誇る。「任侠映画は勘弁」と避けている方も(という自分自身、そんなに好きなジャンルでないし、肝心の沢島正継の『人生劇場・飛車角』すら見ていないが)、この映画に関しては、60年代後半に多くの「学生&インテリゲンチャ」から圧倒的に支持をされた任侠映画という社会風潮を再びフィードバックしてさらに作り込みが行われた芸術的映画、として当時の社会風潮も吟味しながら見ることで、一層魅力が増すので見直してみる価値があると思う(蛇足だが、この物語を長大ロマンとして正しく映画化した作品には、松竹で加藤泰監督による『人生劇場 青春・愛欲・残侠篇』〔72年〕があり、こちらも必見)。内田吐夢は戦前の36年にも「人生劇場」の青春篇を日活で撮っているので、実に30年ぶりの続編にして実質遺作(東宝での宮本武蔵シリーズ番外編『真剣勝負』〔71年〕は完成前に亡くなっているのでこういう表現)となった。レナード(『ザ・ヤクザ』等の脚本)&ポール(『タクシー・ドライバー』の脚本、『MISHIMA』等の脚本・監督)のシュレーダー兄弟は、この映画をよく研究した―とのフォークロアも伝え聞かれる。 |
ライフ (1) (講談社コミックスフレンドB (1296巻)) |
『いじめをするのが楽しくて仕方ない』こういう奴が私のクラスにもいました。 自分がどうしようも凹んでる時につい八つ当たりしたくなって嫌がらせしただけなのに…『自分より弱い人間がココにいた?』『私よりこの子は弱い…?』『この子私(俺)に怯えてる…? その顔が何ともたまらなくて自分が圧勝したような嬉しい快感を覚える。 信じられない事に人間は自分より弱い者を踏み付けて喜びを得る。 自分を慰めています。 歩みたいに今ツラい立場でいる人…心が歪まないで欲しい。 自分がツラいから自分より弱いターゲットをいじめるのではなく、 ツラい気持ちが分かるこそ絶対にやらない!という強さを持って欲しい。 人を傷つければ最低 相手が悪かったとか悪気はなかったとか関係ない 人を傷つけて笑っていられる程恐ろしいものはない。 『いじめ』を心から楽しんでいるなんて狂っている。 一 生 の 汚 点 だ。 |
月は東に日は西に~Operation Sanctuary~ 第1巻 [DVD] |
大人気ゲーム『月は東に日は西に』のDVDの1巻です!アニメを見ましたが、原作の雰囲気が出ていて非常に面白かったです。声優さん方もPS2版と同じ人たちがやっているので、違和感もありません。原作を知らない人でも楽しめると思いますので買ってみてはどうでしょうか? |
Juke Vox |
GIZAファンの自分はデビュー当時から彼女をずっと応援してきましたがデビュー当時は特に光ったものを感じられず将来性もあるのかどうか正直あまり期待はしてはいませんでした。
しかし「Shalala -アヤカシNIGHT-」を見事自分のものに歌いあげ、「マイミライ」での表現力、「休憩時間10分」での高校3年生という立場から描く歌詞世界のおもしろさ、リリースを重ねるたびに彼女の魅力と歌声に見事にハマっていました。 そして今作は、CD店で商品の前に立ってまでも購入を迷いましたがかなりの期待を感じられたので購入して先ほど聞き込みました。 これは最高です。これを買った自分は勝ち組だと思います(笑) 「休憩時間10分」の世界観に通じるものがある彼女作詞の「友達以上恋人未満」から始まり「マイミライ」「休憩時間10分」「Shalala-アヤカシNKGHT-」と続きます。 歌詞カードには1曲ごとに曲のイメージの写真が載っており(歌詞だけまとまってる部分もありますが)それも凄くおもしろかったし、何より「果実」は名曲です。 見事に稲葉作品を歌いこなしてると改めて実感したし、彼女の書く歌詞は良い意味でおもしろく共感し、実力があると思います。 全曲個性が強く1曲1曲楽しめるので好きですが、数曲あげるならば個人的には「マイミライ」が大好きで、「果実」「DIET NOW!」「君を想い眠る夜は」などもカナリ良かったと感じました。 もし購入に迷ってる方が居たらとりあえず購入して聴いてみてほしいと思います。 「Tears」が入ってないから・・という理由でこのアルバムの評価を下げちゃった人!もったいないと思います。1stが入ってないというのもある意味革命的でおもしろいと思います。 損はしないですよ! |
ハルフウェイ [DVD] |
ありふれたストーリーとすっきりしないラストは、この映画に刺激や分かりやすい
ハッピーエンドを求める人にとっては失望を招くかも知れない。 でも、結局この年頃は大人に至る通過点であり、「正しい」結論など出ないのが本当なの だろう。その意味で、監督はとても誠実に等身大のストーリーを描いていると思う。 この年代をとうに通り過ぎた大人が見れば、未熟ながらも一生懸命に恋し、悩んだ 自分自身の思い出をとても懐かしく思い起こせることだろう。 北乃きいが、良く言えば天真爛漫、悪く言えば面倒くさい女の子を好演している。 宮崎あおい、蒼井優といった演技派の女優が揃う一つ上の世代に比べて全般的に小粒な 彼女の世代では、こうしたストレートで明るい女の子を演じさせたら北乃きいの右に出る 女優はいないだろう。 |
月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~ 通常版 |
だけじゃないストーリーもよく練られていて、一人一人の物語が楽しめます。個別ルートに入るのも難しくないので、読み進めることに集中できます。Hはソフトでもなくハードでもなく、ちょうど良い加減かと思います(笑)不快に感じるところはありませんでした。初心者にもオススメです。 |
サンライズ英雄譚R |
戦闘はハッキリいってかなりダルイ んですが、必殺技の時に流れるポリゴンムービーが堪りませんね^^ 思わず、「おおおおー!!!!」と絶賛の嵐でした(笑) しかも、ちょっとしたイベントがあり、そのイベント時期に うまいこと出会えれば、特別映像をゲットでき、後から見れる ようになるんです。「おお~~!!」とここでも馬鹿っぽく絶賛....。 声優サン達も変わりなく登場 しているので、ファンにはとても堪らない作品だと思います。 始めのスタンダード(?)クリア後、英雄譚を選択できるように なるので、クリア後かならずセーブを忘れずに。 登場キャラ180人以上は嬉しいです!30万ポリゴン |
ライフ 20 (講談社コミックスフレンド B) |
全巻通しての感想です。 この漫画を読んで驚いたのは、登場人物の反応や感情表現がリアルだったことです。 いじめられて生きているのが辛い歩、エスカレートしていくいじめる側、いじめに便乗するクラスメート、傍観するクラスメート、事なかれ主義の教師 等… 過激な問題を扱った作品はたくさんあるけど、これほどリアルに描いた漫画はないと思います。 廃墟爆発や愛海が生徒達から責められるシーンは演出としてやりすぎた感はありますけど。 最初は「お姫様気質な恋する乙女」だった愛海が悪意に染まっていくのを見てると、妙に納得してしまいました。 愛海の反応は実に原始的で分かりやすかった。 人間て一度敵意を抱くと、最初の原因よりも、ただ相手を憎んむことだけが目的になってしまうんだよなぁ、と。 歩が前を向いて歩き始めるまでを描ききってくれてよかったです。 |
月は東に日は西に 藤枝保奈美 紺スク水Ver. (1/6スケールPVC塗装済み完成品) |
キャラクターのイメージを崩さず、見事に立体化されていると思います。
表情や髪の毛の造りも、近くから見ても問題ないくらいに優れているのですが、何より身体のスク水部分がとても色っぽく表現されているかと。 スタイルの良さもきちんと表現されていて、ポーズもどこか保奈美らしさを感じさせてくれます。 |