西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫) |
1巻に続き、待望の2巻。 今回は主人公が女学園に編入し、その生活の中で、 この物語の世界の謎や、様々な陰謀が動き始め・・・。 もう一人の女王候補が意外な形で出てきます。 それにしても、 男の子が女学園に変装して編入するのは現実的にはどうかなと思います。 どうも、マンガ的にしか想像できませんでした。 |
ライヴ・イン・ハトヤ |
ちょっと期待しすぎで聴いたので、一回目は「なぁ〜んだ、ソレ程でもないや」という感じでした。
しかし繰り返し聴くと、何とも言えず可笑しくて、昔の深夜ラジオの持つ「音で想像させてくれる楽しさ」 みたいな魅力を味わえます。 もともとタモリさんの芸風が好きなんですが、赤塚さんの可愛らしいキャラクターも見逃せません。 今風の笑いとは違い、大爆笑を期待するとかなり肩すかしをくらいますが、 ドサッとしながらインテリジェンスが漂う、「おやじギャグ」とは一線を画す笑いが味わえます。 「声」の持つ魅力も感じました。 |
カルドセプト 6 (マガジンZコミックス) |
カルドセプトを知っていますか?
プレイステーションやXBoxにおいて大宮ソフトから出ている、 カードバトルといたストを足したようなゲームの世界観を基に、 コミック化されたものです。 絶対神カルドラが宇宙を司るために作り出した創造の書「カルドセプト」。 その力を召喚という形で引き出せる「カード」と召喚師に当たる「セプター」。 そんな世界「リュエード」での主人公“ナジャラン”は、セプターという以外には 取り立てて強力な力を持つわけでも無い、どちらかというと標準の女の子。 ところが気が付けば世界を崩壊させかねない緊急事態に巻き込まれ七転八倒。 それでも持ち前の根性と明るさと、「しょうがねぇなぁ(苦笑)」と周りもつい手を 出してしまいたくなる優しさで、世界崩壊の危機を乗り越える、、、のか?(滝汗) という、マガジンZ連載中のお話です。 話の構造は角川スニーカー文庫の「アンダカの怪造学(日日日著)」に似ています。 あっちの主人公はとんでもない切り札を持っていますが、ナジャランは今のところ 健気なまでの努力(気合とも言う)と周囲やクリーチャーの助力で何とかやってます。 上記が好きな人は、こっちもハマれると思います。 んぎゃ〜!ドタバタ、でもホロリ(感涙)、という感じです。 絵柄も秀逸で、ファンタジーの世界を好きだ、竜とか魔法バトル、エルフやクリーチャー あたりのキーワードに心惹かれるものが有る人にはかなり高ポイントだと思います。 またカルドセプトのゲームを好きで、このマンガを読んでいない方は勿体無いです。 ゲームの設定をアレンジしている内容では有りますが、その演出も決して好き勝手に 無視したものではなく、巧妙に消化しているところが、作者もこのゲームを 好きなんだなーとすごく感じられます。 読むとついつい、ROMを引っ張り出してデッキ組み直したくなったりしますよ。 |
銀魂 エリザベス 光学式USBマウス |
銀魂キャラもついにマウスになりました!可愛いですなぁー!! |
対話篇 (新潮文庫) |
収録されている三篇は全てオーソドックスな恋愛小説であり、いずれも死の影がつきまとっている。 オレはこういう話があまり好きではないのだが、それでも読み進めるのが苦痛ではなかったのは作者の技量によるものである。若いのにたいしたものだ。 しかし、彼が歴史に残る文豪になりたいのなら、読むのが辛くても読まずにはいられないような小説を書かなければならない(笑) この年齢でそんな小説を書こうとして壊れちゃっても困るのでいつかそんな小説を書けるといいね。 |
昼下りの情事 (ニューマスター仕様) [DVD] |
この作品でクーパーが演じているプレイボーイ役は、本当はケーリー・グラントにやらせたかったとワイルダーは語っています。確かにそのほうがお似合いだったかもとも思いますが、しかし、クーパーでももちろん最高に楽しい作品であることに変りはありません。ワイルダー作品独特の、おしゃれでユーモラスで、ほのかにペーソスのある味わいは言葉で言い尽くせないほど魅力的です。またオードリーも、ラストシーンの繊細で切ない、なんともいとおしげなあの表情などは、「ローマの休日」の時よりも着実に演技力が向上しているのではないでしょうか。オスカー受賞時のスピーチで「これから勉強します。」と言っていたその勉強の成果でしょうか。個人的にはシュバリエも含めた主役陣とワイルダーの大ファンなので、文句の付けようのない素晴らしい作品です。(DVDに英語字幕が付いていないのは残念ですが。) |
SPEED (The zombies series) |
他のレビュアの方も仰っている通り、
ジェットコースターノベルという枠があれば、 代表、といわれるような、疾走感漂う作品です。 ゾンビーズが出てくるシリーズでは3作目、 朴舜臣と南方の格好良さ、アギーはどんな姿なんだろう?と いろんなことに思いを馳せ、楽しみました。 このゾンビーズシリーズの中では、個人的な見解ですが レヴォリューションNO3>フライ、ダディ、フライ>スピード でした。 「スピード」を読んで面白い、と思った方、 個人差はあるでしょうが、他の本はもっともっと面白いよ! ぜひ、他の本も読んでみてください。 |
Tyrannosaurus Hives |
先の編集盤や、1,2枚目のイメージを引きずるととんでもない目にあう、ある意味衝撃的な3枚目。アホらしいまでに馬力で押しまくってた頃とは違って、2曲目のような新機軸の曲が一種の洗練を感じさせる部分なので賛否を呼ぶのだろうが、そんなとこでいろいろホザく輩には好きなように言わせとけばいいのだ。ワンパターンバンドにありがちな「どれを聴いても同じ」ってありがちな馬鹿バンドにはなれないんだよハイヴスは。(やたら「馬鹿」と歌ったり「バカ」なパフォーマンスで笑わせるけど)とにかくセンス良すぎやな。 |
スクリーン・ヒット・デラックス |
画像表示はないが、「ティファニーで朝食を」のオードリーの写真がジャケットで、古きよき時代の名画のテーマが次々と繰り出される。弾きすぎといえばその通りで、装飾音の多さが鼻につくこともあるがとにかく音色がいいので時々思い出したように聴く。発売当時に入手して以来私のCD棚から出ていかない一品だ。 |
千利休―無言の前衛 (岩波新書) |
茶の湯の事なんて全く知らなかったのですが、まんが「へうげもの」(山田 芳裕著)を読んで以来、凄く気になるようになりました。また、その当時の人物、文化、歴史の事が、いつもの通り私にはマッタクわからないので、ちょっとネットで調べていたら、気になったのが、赤瀬川 原平が書いてます!!トマソンの赤瀬川さんですよ!!で、興味が湧き、読んでみました。まだ完結していませんが、マンガ「へうげもの」も、かなりオススメ致します。
千利休という人を路上観察学会の、物事を様々な角度から考え、なお、楽しもうとする方からの考察が楽しくないわけありません。 要約してしまうと面白くないので、興味のある方には是非読んで頂きたいのですが、まるで禅問答です。そして日本人論にも話しは広がります。考え方の柔軟性が求められる本でありますが、レベルは違いますけれど、山本 七平著「『空気』の研究」と同じくらいの目からウロコ本です。様々なことに波及する考え方を分かる本でもあり、それでいて笑える楽しさを両立させられる稀有な感覚の持ち主、赤瀬川さんの本です。反復する儀式の、あるいは○○道のような真面目な哲学的面白さを、そして真面目が滑稽に繋がる、笑える側面もまた認められる方におススメいたします。 |