ファスター・プッシーキャット キル!キル! [DVD]
「レイディーズ・アンド・ジェントゥルメン、ウェルカム・トゥ・ヴァイオレンス!」
いかなるシェイクスピア劇の名台詞よりも深く心に焼きついてしまった、件の前口上と共に、貴台はある日突如として小生の平穏な映画ライフに乱入して参りました。
不毛の大地に降り立った、暴力のミューズ。
印刷所の輪転機も逃げ出すばかりのグラインド。
振り上げるはアロンの杖ならぬ怒りのフィスト。
空襲警報すらかき消す、その高らかな嗤い声に、荒野はたちまち愚かな男どもの死骸で埋め尽くされました。
たった1作で、かくも鮮烈なインパクトを与えた女優が、他にありや?
貴台のことですから、天国の階段を昇るなどといったありきたりな途は、よもや選びますまい。冥府の底深く、エンマやルシフェル向こうにまわして大立ち回り、背骨をへし折り、鬨の声を喚げているその御姿がありありと、まぶたを閉じても脳裡に浮かび、おかげで夜も眠れません。
愛車・ポルシェ356を駆って、今ごろ地獄の何丁目?
Go, Baby Go!!!
【 Tura Satana 1938,7.10 〜 2011,2.4】
Essential Music Videos: 80's Hard Rock [DVD] [Import]
BULLETBOYSのSMOOTH UP IN YA
DIOのRAINBOW IN THE DARK
DOKKENのIT'S NOT LOVE
FAASTER PUSSYCATのHOUSE OF PAIN
LYNCH MOBのWICKED SENSATION
MR.BIGのTO BE WITH YOU
以上6バンドのプロモビデオ収録。
DIOのビデオは意味が分からずおもしろい。
現DEF LEPPARDのヴィヴィアンが歩道で歩きながらギターを
ひきまくっている。
FASTER PUSSYCATはすばらしいバラード。
デビュー前はガンズ以上の人気だったのに・・・。
この値段ではお得だたお思います。
但しリージョン1です。
Faster Pussycat
バックヤードベイビーズもカヴァーしてるバビロンを作った人達。当時はガンズやモトリー、ラット、ポイズンなどが注目を浴びていて比較的表向きにはブレイクしたとは言えないが、名曲は多い。特にこのアルバムに関してはスクラッチを入れてみたりと当時としては何気斬新な試みにこのバンドのすごさを感じる。80年代LAメタル好きの人には是非ともお勧めです!
Wake Me When It's Over
派手なメイク・ルックスから80年代後期に雨後の筍のように現れたグラム/パーティ・ロック群の一つにひとカラゲされそうだが、そんなことないです。
ま、歌詞はいわゆるロックンロール系だと思いますが、サウンドが骨太でヘヴィなのが特徴です。このバンドは独特の印象的なリフと、チープなような骨太なような不思議なサウンドとややファンキーなノリがあるのが好きなのですが、この2ndも発売当時からずっと聴きつづけています。
派手なテクニックがない・・というか下手くそだとレッテルを貼られることが多いのでしょうが、スタジオ盤においては、まとまりを重視したアンサンブルのためあまり気になりません。ロックンロール系にしては非常に深い歪みのギター、クセが強いがはまるとはまるヴォーカル、意外に考えたパターンを叩き出すドラム、全体のファンキーなトーンを生み出すベース(実は一番好きなのはベースですが)が、渾然一体となって表現する猥雑なサウンドはピンと来る人には病みつきになると思います。1、2、3、6、7、12辺りが耳に残ります(シングルヒットしたバラード4より12の方が胸に迫ります)。
ポップロックファン、ヘヴィメタファン、様式美ファンには薦めませんが、90年代オルタナが全盛になる遥か以前に(しかもLAメタル系でありながら)クロスオーバー的要素を取り入れたこのバンド、意外にその手のファンで売れ線よりB級マイナーな方が好きって人のほうが入りやすいかも?1st~3rdまで全部おすすめですが、一番幅広い層に受け入れられそうな2ndを推してみます。