007 ワールド・イズ・ノット・イナフ 特別編 [DVD]
内容はさておき、007シリーズと言った感じのスケールの大きさを感じました。ショーン・コネリーとは一味違うブロスナンも格別です。テロリストとのボンドの戦いはまだまだ終わりませんが、美女と車、そして迫力のあるこのシリーズをまだまだ続けて欲しいです。
Give 'em Enough Rope
クラッシュだと1stだと言う人が多数を占め、その次に3rdということになるのですが、一番曲が良くて一番エネルギッシュでパンクらしいのがこの2nd。このヒリヒリした感触を味わいたくて何度聴いたか分からないアルバムです。イメージ通りのパンクを聴きたいなら間違いなくコレです。
人間の終焉
残念ながら著者が遺憾に思っている通り、現実にはSF小説を通り越して現実社会は遺伝子操作が現実的なものとして活用されつつある。行き過ぎたテクノロジーの推進に警鐘は鳴らしてはいるがずいぶん控えめなものだといわざるを得ない。この本が評価されるとしたら、それはまさに重大な結果を引き起こし、「ナチュラル」が遺伝子バンクに過ぎなくなったその時である。そして、その時にはもはや元に戻る道は無い。人がサルと分化したように「ジェンリッチ」と「ナチュラル」に分化した次の世代が始まる。しかしそれが善と悪で単純に割り切れるものでないところに、この問題の難しさがある。
ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)
2002年発表。5編の短編で構成されるが、「ケリー・ダールを探して」は夜更けのエントロピー (奇想コレクション)に、表題作「へリックスの孤児」はSFの殿堂 遙かなる地平〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)で、続く2編もSFマガジンで既出ということなので、初出は「重力の終わり」のみ。なかではやはり世界の奥の深さからいって「へリックスの孤児」の圧倒的。ただし、ハイペリオン4部作を読んでおく必要あり。次点は「カナカレデスとK2に登る」で義理堅いカマキリ星人が思わず好きになる。