九州新幹線・発進!BDスペシャル みずほ・さくら・つばめ走る!(Blu-ray Disc)
九州新幹線をテーマにしたドキュメントです。小生は関西人なので、みずほ、さくら等にかなり関心あります。
私のオススメは、リレーツバメ最後の日の記録と山陽九州新幹線の車両映像の頁です。
値段がお手頃なわりに、充実してますのでオススメ。
歓呼付きでのみずほの前面展望を期待します。
HOMETOWN EXPRESS 「祝!九州」写真集
観るたびに心が震えるようなあのCMで溢れていた人々の笑顔が、1冊の中にぎゅっと綴られているステキな写真集です。
欲を言えば、撮影場所の記載があれば良かったかなとも思いますが、たくさんの色と笑顔は眺めているだけで心にエネルギーが沸き出てくるような、そういう力があるように思います。スピードでブレていたりもする写真だけど、まるで自分が新幹線に乗って笑顔に見送られているような風景。開通から1年あまり。嬉しい気持ち、悲しい気持ち、楽しい気持ち。あの日のカラフルな色のようにそれぞれの心の色を乗せながら、九州新幹線は走っていくのでしょう。いろいろなアイディア、ユーモアもたくさん詰まっていて、見るたび、「あ、ここでこんなことしてたんだ♪」という発見があるのも楽しい1冊です。元気な時も、ちょっぴり落ち込んだ時も、きっと心のサプリになる本だと思います。
Train Simulator 九州新幹線
新八代で接続していた頃の九州新幹線を楽しめる貴重な作品。そう言えば、リレーつばめの行先表示は鹿児島中央(実際は新八代行き)でしたな…当時のJR時刻表の欄外に注意書きがありました。787系は踏切音、車両の揺れなどJRらしさを疑似体験できます。新幹線の好きな方にはお勧めですが、私自身は眠くなりました。余談ですがプレイして乗り物酔いになったのは私だけでしょうか?運転士目線で作製されているためか、動画部分が狭く感じます。
春の行人
「中」孝介と「元」ちとせだから『お中元』。
オヤジ・ギャグのようなユニット名ですが、歌はいたってまじめ。
「中孝介 + 元ちとせ」の足し算ではなく、「中孝介 × 元ちとせ」の掛け算で、歌の魅力が何倍にも増幅されています。
奄美大島出身の実力あるふたりだけに、島唄が凝縮された濃い〜歌になるのかと想像していましたが、さにあらず。
島唄独特の魅力と同時に、どこかなつかしい風情と雅(みやび)が満ちています。
『春の行人』のタイトルどおり、訪れ去ってゆく春の情景が、こころに沁み入ります。
ふたりの唄はもちろん、歌詞もメロディも見事にひとつとなった、春の世界。
流転してやまない時の無常を感じさせ、儚きがゆえの美しさが目の前に見えるようです。
無常感を帯びた曲なので、人によっては涙を誘うことになるやもしれません。
しかし、押しつけがましく主張するのではなく、詠を詠むようなやさしい曲です。
流れる涙は、癒しの涙になってくれると願います。
カップリングの2曲も、それぞれのシンガーとしての実力を知ることができる、聴かせるカバーです。
でも、『春の行人』のあまりの美しさの後では、少々かすんでしまいがち。
ひきつづき豪華なスタッフが手がけた、オリジナル曲の2作目を期待してしまいます。
次は、夏を唄って、季節外れにならない『お中元』がいいですね。