きっと忘れない―ZARD‐OFFICIAL BOOK
この本、出版されてから1年が経ちますが、今読み返してもグッときます。
坂井さんがこだわり続けた楽曲の製作、それを支える周囲の人々、またそれらの人々と坂井さんの固い結びつきなど・・・。
当然、こういった本に悪い話が書かれることはなく、良い話ばかりです。
人間誰しも、人に見せたくない部分や醜いと思う部分はあると思います。
しかし、そうしたことがあるにしても、ここでコメントされている関係者や家族の言葉に嘘はないと思います。
大勢のファンから慕われる人であったことは事実ですし。
第8章が「闘病生活」となっており、詳しいことが書かれています。
坂井さんの訃報後しばらくは、さまざまな「憶測」が飛び交っていましたが、これを読んだ後で、「憶測」をすることはなく、1つの「確信」が持てることでしょう。
この本には、残された我々に訴えかけてくるものがありますし、この偉大なアーティストのファンであることに誇りを感じることのできる内容です。
Le Portfolio 1991-2006 [DVD]
当時、曲調がポップでありながらハードなギターサウンドの展開という異色の編曲、アレンジ、そこに泉水さんの線の細いミスマッチとも思えるヴォーカルというとり合わせに衝撃を受けながらも不思議と魅了されてからアルバムは購入していたました。 泉水さん自身の作詞がさらに魅力に加わっていたからでしょう。
でも失礼ながらとりわけファンというわけではなく、どちらかといえば “いつも自然とそこにある音楽” 的な感覚でしたので本当にショックで今も何かしらブルーな気持ちから抜け切れません。
当時を思い起こすかのように大好きな曲 “Don't you see!” をもう一度見たくて購入しました。 最高!! いい曲です! 本当に涙が出てきます。 泉水さんありがとう!
心よりご冥福をお祈りいたします。
坂井泉水フェイバリットソングス「Soffio di vento~Best of IZUMI SAKAI Selection~」(DVD付)
ベスト盤の乱発という声もありますが、確かに今までのベスト盤に
収録されなかった曲を企画盤的な形で出して欲しいという気持ちはありました。
しかし、今作は生前の坂井さんが愛した思い入れの強い名曲が収録されるということで、
ただの企画ベスト盤では片付けられないと思います。収録曲の『So Together』や
『遠い星を数えて』などは今までのベスト盤に収録されてもおかしくない名曲です。
この追悼アルバムは坂井さんの気持ちを酌んだファンにとっても大切な1枚になるのでは
ないでしょうか。
What a beautiful moment [DVD]
「また逢いましょう!」
ステージ上で、永久に叶わぬ言葉を残して彼女は去って行った……。
これまでのレビューにもあるように舌をペロッと出しているお茶目な表情は、とても魅力的で可愛い。
でもそれ以上に、福岡での涙のシーンは今まで見てきたどの表情よりも素敵で美しかった。
“永遠の美少女”の面影を残したまま、そのイメージを崩さずに彼女は生き続けることになる。