天使への扉 (知恵の森文庫)
フジ子さんの音楽に新しい世界を感じるものとして、このエッセイ集を読みました。感想はいろいろあるのですが、ここでは「動物たちからの贈り物」について書きます。浦島太郎や鶴の恩返しについて実は本当のことじゃないかしらと著者は言うのですが、可愛がられた動物が穏やかな目に変わっていくということがすばらしいと思います。これは経験された人も多いでしょう。私としては、もっと進めて彼らと私たち人間には同じ生命が流れているのではないかと思う、ウマゴヤシの友人は植物たちとそれを感じてきたので・・・。
ただ問題点をいえば、人はその人なりの運命がだいたい決まっているという表現ですね。そうでないことは分っていてもそう言いたくなるのかもしれないし、どう表現できるのかとたずねられると難しい。こんなことを考えさせてくれるこの『天使への扉』は、現在の日本の本としては、やっぱり5つ星ですね。
フジ子・ヘミングの「魂のことば」
体験から湧き出た言葉を淡々と語りかけてくれます。
1頁の文は短いので眺めるだけでも。
赤切れた心に滲みます。
ただこのサイズでハードカバーは私には辛いところ。
内容は星5つです。何度読み返しても・・・。
フジ子・ヘミングの軌跡 [DVD]
もう何回も観てストーリーも分かっているのに、観るたびに感動して泣いてしまいます。
すばらしい才能を持ちながらも数々の苦難に遮られ、長い間陽の目を見なかったフジコさん。
そして、憎まれ口を叩きながらも、誰よりも娘の才能を信じ、精一杯応援してきた不器用なお母さん。ピアノという強い絆で結ばれた2人のお互いを想う気持ちには胸が熱くなります。
どんな人でも使命を持って生まれてくる。そして、フジコさんはその使命を理解しているからこそ、難聴などの困難をも乗り越えてピアノを弾き続けることができる。
そして、それに気づくきっかけを与えてあげたのはお母さん…
すばらしい親子だと思いますし、自分も胸を張って前を向いて「使命」を全うできるような人生を送りたいと勇気づけられました!
最後になりましたが、菅野さんや十朱さんを始めとする俳優陣の魂のこもった熱演も本当にすばらしく、ドキュメンタリーを観ているようでした!
翔け!フジ子・ヘミング 35年目の世界初挑戦~奇蹟のピアニスト独占密着300日!!~ [DVD]
友人と一緒に行ったフジ子・ヘミングさんのコンサートがきっかけでこのDVDを買いました。
ヨーロッパの風景をバックにした映像はとても美しく、列車の車窓から見た風景と夕陽、プラハの町並みは見事です。
フジ子さんの演奏に向ける情熱・ひたむきさも心打たれます。
以前にテレビで他のドキュメンタリー番組を拝見しましたが、その時には感じられなかったフジ子さんの魅力が存分に引き出された心に響く作品です。
一度ならずとも、何度見返しても新しい感動があります。
ボーナストラックに収録された「ラ・カンパネラ」「ため息」「トロイメライ」の演奏は素晴らしい!
彼女が奏でるピアノが好きな方、彼女の人となりが好きな方、フジ子さんファン必見の作品ですよ。
ほんの少し、勇気をあげる (To you from Fujiko Hemming)
こうゆう勇気を与える系の本ってたくさんでてますよね。
でも これは日本中のすべての中でも上位です。
19歳の私には19年間で読んだものでNo,1.
涙。でした。