相性
小さい頃に青山のCMで初めて存在を知った三浦友和。
母から「百恵ちゃんの旦那だよ」と教えられて驚いた記憶がある。
幼かった当時の私でも知っている程のスターだから、全盛期の人気は私の想像以上なんだろうな。
それから、著書にある通り三浦さんに対する私のイメージは母と同じ「百恵ちゃんの旦那」。
そのイメージでこの本を読んだら、一気に三浦友和の見方が変わりました。
評価は人それぞれだと思いますが、私はこの本に出会えて、まだ20代前半のこの時期に還暦を迎える三浦友和という俳優の人生を知ることができて本当に良かったと思っています。
まるで、一緒に飲みに行って三浦さんの人生論を聞いている感覚で一気に読んでしまいました。
読む価値アリです!
と、私は思いますが…本もきっと「相性」なんでしょうね(笑)
ロックで独立する方法
「ロックで独立する方法」と表題はなっている。ハウツーモノかと思ったりもするが2000年前後の彼の心境を話したものだった。
「ロックとは?何か?」彼は、ここで言う「ロック」は、曲を自作、 バンドスタイル(ギター、ベース、ドラムスが主流)の演奏をするもの、アーティストの自主性で成り立つ 、そして、尚かつソウル、R&Bなどではないという音楽のジャンルを言っているのではない。
むしろ、その生き方を「ロック」という言葉で表現している。
思い出すと、彼の外見は、メークをして髪を逆立て、ロンドン・パンクのよう大きな社会現象を時代時代に起こした。
それらは、生き方も音楽も「テクニックを気にしない「衝動」と「勢い」の攻撃的な演奏、生き方、権力や体制に反抗的で過激なメッセージ性、主張を持ち、弱い労働者階級の若者たちの間のブームとなったのだ。
つまり、忌野清志郎の言葉「ロックで独立する方法」とは、言わば「抑えようの無い自分の直感的な感情を常に表現し、時代を表した主張を感じ続ける、己にも厳しく生き、そしてそういう世の中を生きながらえるための理論」を言いたかったのではないか?
そういう生き方が彼の癌への切除を拒んだことになり、死を覚悟していたように思う。
本の編集としては、残念ながら最期の2008年の彼の考えが出ていないので、結局どう感じて生きていたのか、という点はしっくり来ない。
ファンなど気にしていない、自分のために歌を作っている。わかる人がわかればいいというロックンローラーらしい、バンドマンとして生きた彼は、最期に安住の場所を見つけて、新たに共に歳をとって成長したメンバーと共に、ロックしたのだと思う。これからも同様な本が出るかもれないが彼自身の声で聞こえる本はもう無いだろう。生前出版して上げるべきだったと思う。
RESPECT!~The 30th anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO [VHS]
カリスマ,忌野清志郎のメジャーレコードデビュー30周年を祝って,彼を「リスペクト(尊敬)!」するミュージシャンが武道館に一同に会して大お祭りコンサートをしたもようを収めたライブビデオです。
30年以上友人かもしれないと思うような方々や,清志郎に憧れて音楽の道にすすんだ若手まで,ほんとにバラエティに富んだゴージャスな顔ぶれです。
そのみなさんが,それぞれの思い入れのある清志郎ナンバーをどんどん歌い上げていく様子はまさにお祭り。
もちろん,清志郎本人も出てきますよ,恥ずかしそうに。
ビデオのはじめの,各界のいろんな人たちがお祝いメッセージを送る映像がたっぷり流れます。それを見て,誰だ?!って考えるのも楽しいですよ!
カバーズ
大震災で日本中(正確には東日本だけなんだろうけど)ひっくり返ってしまってテレビは地震の分析、津波映像の大サービス、死人の数を数えることだけしかやってない。「見ろよ、俺の言った通りだぜ」と天国か地獄かどっかでキヨシローはサマータイムブルースを歌ってることだろう。テレビの音を消して、これを聴くと恐ろしいほどバカバカしくも痛快なこの盤の毒が利いてくる。ブルースは悪魔の音楽と言われるが、まさにこれは、キヨシローのブルースアルバムと言える。チャボのソロにもが同様の曲があるのは、ファンならご存知。東電も原子力保安院も保身に回って責任回避に必死。日本中で歌おう。あきれたもんだな、サマータイムブルース。尚、私は、今、家では、シカゴブルースとザッパとこればかり聴いてる。これが、実におかしくなりそうな日常の風景に巻き込まれそうになるのを、まともでいろよと、救ってくれるのだ。
ブルーノートブルース忌野清志郎 LIVE at Blue Note TOKYO [DVD]
忌野清志郎ここにありって感じで、最高でした、ブルーノートや武道館ライブなどの良いとこどりの一本、弾き語りの「雑踏」に涙が溢れました…日本語版の「マザー」や「イマジン」は、清志郎さんじゃなければ歌えない様な素敵さ!ああ、この人は、もういないんだ…こんなに楽しそうに歌って跳ねて…って泣けて仕方なかった最高に大好きな清志郎さん…ぜひ見てみて!!