西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)
1巻に続き、待望の2巻。
今回は主人公が女学園に編入し、その生活の中で、
この物語の世界の謎や、様々な陰謀が動き始め・・・。
もう一人の女王候補が意外な形で出てきます。
それにしても、
男の子が女学園に変装して編入するのは現実的にはどうかなと思います。
どうも、マンガ的にしか想像できませんでした。
Starry Waltz
ローゼンメイデントロイメントED、鍵姫物語永久アリス輪舞曲OPと
単に当て付けたのではなくしっかり作品の主題歌として作られた曲をリリースしてきたこのユニットですが今回も例外ではありません。
アニメの舞台演劇の様な雰囲気にピッタリでOPの映像と一緒に見るとこの曲以外は考えられないという気持ちにすらなります。
霜月はるかさんの吸い込まれるような歌声に酔いしれてください。
西の善き魔女 番外編ドラマCD 赤毛の貴公子と黒髪の少年
九州ではアニメ放映が無かったので発売されるDVDを待ちながらストーリーを追っているので、全て観た訳ではないからハッキリとは言えませんが、
とある国の女王継承にまつわる陰謀やら黒いものも渦巻いている中、正義と愛を貫こうとする主人公の女の子フィリエルと陰ながら彼女を守り慕う男の子ルーンの物語。
だから本編はいたって、シリアスなんですっ!
でも、このドラマCDはタイトルにも記されている通り【番外編】なのです。
だから本編とは180度違う【ドタバタ学園コメディ】に仕上がっています。
本編とはおもむきが異なるテンションのキャラが多数…悪役?!3人組の大袈裟なくらいの演技が愉しそう(o~-')b
ルーンを籠絡しようとするチェバイアットや「こんなこと♪フィリエルはさせてくれないしな〜」と流されそうになって、色仕掛けに乗っかる寸前なルーンなど大爆笑しました。
TVサイズのOP主題歌とEDも収録されています。
欲を言えば、このドラマを収録後の声優さんたちのコメント音声が入っていれば満点でした。
お一人お一人のコメントでも、全員で10分程度の座談会形式でもよかったんですけど…次回に期待☆
アニメもwebラジオも終わった今、
ドラマCDに次回はあるのかーっ?
西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)
おもしろいとは聞いていましたが、荻原氏の作品を読むのは今回は初めてです。
当初は暇つぶしに買ったのですが、いつしか最優先で読んでいました。
おもしろかったー!って、声を大に言いたい気分でした。
こんなおもしろい本(私好みの本)をこれまでに読まないでいたなんて、
なんて勿体無いことしたんだろう~と悔やんだくらいです。
ファンタジー好きで、ボーイミーツガール的なお話が好きな方は
はまると思います。
続きが楽しみです。
西の善き魔女〈5〉銀の鳥プラチナの鳥 (中公文庫)
話の主役は、本編のヒロイン・フィリエルの従姉妹であるアデイル姫です。パワフルなフィリエルに比べればやや影の薄かったアデイルですが、この話を読んで、彼女にもそれなりに内に抱えるものがあるとよくわかりました。
大まかな粗筋としては、東のオアシス国家に探りを入れるアデイル一行の話です。アデイルは街中でティガという少年に出会うのですが、このティガ、知り合ったばかりのアデイルにとても親切で、異教徒の礼拝堂に詣でたいというアデイルの願いをすんなりと受け入れてくれます。そこで見た異教の信仰の在り方に、自分自身が大きな宗教の柱になる生まれでありながら、腹を立てることもなく、素直に敬うアデイルは流石というところでした。
この話の真打であるティガはとても魅力的な男の子で、裏のない優しさ、内に秘めたもの、大人と対等に渡り合うしたたかさなど、なかなか欠点が思いつきません。
物語が急な展開を見せる後半、陰謀がうようよと湧いて、アデイル一行とティガ属する傭兵団は手を結ぶことになります。星空の下での二人の会話は、心に残るものがあり、とても綺麗な場面でした。
ノベルズ版では外伝だったこともあり、フィリエルとルーンの物語とは直接関係のない話ですが、これが加わることによって「西の善き魔女の世界」により深みが増していると思います。