ダンジョン・マスター ネクサス
初代ダンジョンマスターの後継作の一つ。
画像重視の家庭用ゲーム機器用ということもあり、初代の限定された環境の作品に比べ、格段に画像の質が向上している。
ひたすら暗いダンジョンの中を、リアルタイムで進行していく緊張感。
むろん、完全にリアルというわけではないが、それはユーザの想像力で補う。
その想像力を補うだけの仕掛けも十分に用意されている歴史的名作ゲーム。
ただ惜しいことに、初代に比べるとおざなりな部分も存在する。
一つ。飛び道具が飛ぶときのグラフィックがお粗末過ぎ。
特に気になるのは弓で、矢の飛翔CGはちょっとお粗末過ぎて、矢を射てる気がしない。
二つ。一つの武器には3パターンの攻撃方法が存在するが、それを自由に選べない。
初代では選ぶところに楽しさがあったのに、この作品では完璧に無視されてしまった。
三つ。道具の持ち運びが共有スペースになっているため、誰が何を持つという選択性がなくなってしまった点。
これも初代では、誰のどこに何を持たせておくかという楽しみ方があったが、省略されてしまっている。
以上は、初代では完全に問題なかったのに、何故かこの作品では劣化してしまっている残念な点である。
改善点を直してリメイクすれば、今でも十分通用するゲームである。
Ultra2000 マスターブレイズ
このゲームは進む途中に分岐点がいくつもあり、何回しても色々なルートがあるのがうれしい。さらに、戦いも敵であるモンスターを仲間にしたりできるので面白い。ただ、残念な事は全滅すると、またスタート地点に戻ってしまう事。それ以外はとても面白いゲームだった。買って、損は無いと思う。
ダンジョン・マスター (Dengeki comics EX)
この作家の出世作ですが、たぶん、これが一番面白いというか、
作者の持ち味がでている作品だと思います。
元ネタをあまり知らなくても全く問題なし、かなり楽しめる作品
です(実際に私は、ゲームよりも先にこっちを読んだ)。これを
読んでから、実際に原作をプレイしてみるのも一興。
ただし、ゲームの方は全然顔が違いますのでご注意(笑)
ダンジョンマスター
ここまで真剣に遊べるゲームが他にあるだろうか?
初めて遊んだRPGがダンジョンマスターだったが、
これ以上時間を忘れて遊んでしまうゲームは他に無い。
ダンジョンの中には自分のパーティー以外に人間がいないため、
(というかコミュニケーションを取れる生き物が存在しない)
孤独ではあるが他を気にせず自由な冒険が楽しめる。
冒険を彩る要素は色々あるが、
中でもモンスターの存在が大きいと感じる。
他のRPGによくあるスライム的な、
全く怖さを感じない砂利的モンスターは存在しない。
それぞれがそこに「存在」しており「知能」を持つ。
格下のモンスターでも気がつけば囲まれていることもあるし、
気がつかないうちに背後から遠距離攻撃を仕掛けてくることもある。
ダンジョンマスターのおもしろさは
この「食えない」モンスター達の存在が一役買っていると思う。
もちろんモンスターだけでなく全ての要素がこの「食えない」存在で
小憎らしくプレイヤーに挑戦を仕掛けてくる。
これだけでは語りつくせないが(歯痒い‥)。
今は移植されたフリーソフトがあるので、未経験の方は是非。