中流の復興 (生活人新書)
タイトルからして、てっきり今の格差社会に対する提言かと思っていたら、戦争の話に始まって、世界情勢の批判、そのなかでの日本という国のあり方、といった話のスケールの大きさに少々面食らってしまった。多分に理想主義的ではあるが、日本国憲法をめぐる著者の意見など、目からウロコの話も多く、その主張の内容は概ね支持できる。少なくとも、実際の武士の生き様とはまったく関係のない「武士道」を日本が誇る文化と称し、それを啓かれていない人びとに教えてやろうなどという、某数学者の書いた本よりかはよっぽど内容がまともだ。
バブルが崩壊して以来、「中流」という言葉は何かと軽蔑の対象とされてきたように思う。しかし、考えてみればその「中流」を実現したのは社会主義体制ではなく、市場原理を基礎とした資本主義社会の日本なのだ。その意味でも「中流」は見直されるべきではないだろうか。
何でも見てやろう (講談社文庫 お 3-5)
今や沢木耕太郎の「深夜特急」にすっかりお株を奪われた感があるけど、旅行記のとしての面白さはこちらの方が上。
後ろ盾があったとはいえ、何せ時代が違う。沢木のような旅は自分でもできるかなと思うけど、小田のような旅はまず出来ない。
何だかんだ言ってもやっぱり人物の大きさが違うと思った。
「深夜特急」信奉者も試しに一度読んでみては?
SINGLES COLLECTION+4
90年代に一時代を席捲した、ビーイングの・・
という御託はどうでもいい。ちゃんと音楽を聴いてみてほしい。
今聴いて「古い」と感じるだろうか?
個人的には、5〜9は何回でもリピートしていられる。
やはり織田哲郎氏の作品は、どれも普遍的な素晴らしさをもっている
と思う。加えて、浅野氏のボーカルも、非常に澄んでいて、妙な癖も
ないので、すんなり耳に入ってくる。
ちょっと疲れた時など、癒されること間違いなし。
音楽の使い捨てが顕著になってきてしまっている最近だが、彼らの曲は
きっと何十年経っても、聴き続けられると思う。
DEEN
今のDEENとは全然違う・・・。
悪くはないと思うのですが、僕は今のDEENが好きなので・・・。
まぁ、デビューして間もないということもあるのですが。
オススメは11。
これらはまだ田川さん(G)と宇津本さん(Dr)がいないときの曲です。実はオリコン初登場1位だったりします。