軽石―海底火山からのメッセージ
シンプルなタイトルが示すごとく、軽石に対する
ストレートな「愛」が感じられる本である。
石が好きでなくても、地質屋でなくても、楽しめる。
実家の近くの海岸にはたくさんの軽石が漂着するので、
かかとをこするために、形のよい物を拾う事はよくあった。
あるとき、海岸を散歩をしていると、色の違う軽石が
次々見つかり、何故かドキドキした記憶がある。
黄緑色や、ピンクがかったもの、黒々としたものなど、
何が違うのだろう?
素人は、そこで終わるが、著者ならきっと、原因を
解明してくれたかも知れない。