冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間
本書では、登場人物の心理描写や回想シーンに無駄なページを費やしておらず、そのために物語は加速度を増し進行してゆく。読み手は、感情移入せずに
客観的にガンバ等の登場人物の動きを手に汗しながら、読み続けることになる。テレビ放映されたアニメを見ていなくとも、その場面その場面を想像しながら・・・・・
そのため、一度読み始めたらあっという間に読み終えるに違いない。
ストーリー自体はシンプルで、登場人物の関係も明確だが、この物語が名作
たる由縁は、物語の最後につながる伏線がきちんとここかしこに書かれている
ことであろう。子供心を忘れかけている大人達に勧めたい一冊
「サムライ」/「冒険者たち」オリジナル・サウンドトラック
「冒険者たち」の公開にあわせて発売されたサントラは、4曲入りのEP盤だったとのこと。ここでは11曲、「冒険者たち」の、フランソワ・ド・ルーベの世界がたっぷりと楽しめます。アラン・ドロンが歌う「いとしのレティシア」、「海底への葬送」のクリスチャンヌ・ルグランのスキャットはもちろんのこと、テオ・サラボという歌手によるテーマ曲のボーカルバージョンまで聴ける(これイイです!!)。ブックレットには、フランスの解説の翻訳、映画のスチール写真、スタジオでのドロンとドルーベの写真などが掲載されています。ドロンがギター片手になんて写真も良いです。
「サムライ」は、静かで落ち着いた作風が魅力的です。映画の「サムライ」では登場人物の黒人女性ピアニストが演奏するところ以外は、あまり音楽は覚えていなかったのですが(何か沈黙の映画という印象だったのです)、ここに収められた10曲は映画を切り離して音楽としても楽しめるものです。解説によるとメルビル監督もたいへん満足していたとのことです。確かに音楽でメルビルの世界を表現しているようにも思えます。ボーナストラックとしてテーマ曲をリミックスしたものが2曲追加収録されています。
冒険者たち [Blu-ray]
ドイツ版ブルーレイも購入し、ずっとまってました。正直ドイツ版はそこまで画質良くなかったんですが・・・まブルーレイ化されるだけでもう満足です。。。。。ロベールアンリコ監督もあの世で喜んでることでしょう。。。
冒険者たち [DVD]
私はこの映画が大好きです。
でも、最近の映画の様に気の利いた台詞や
アクションやすばらしい展開を期待される方にはおすすめしません。
美しい海、冒険心、夢、絶望、希望、レティシア。
静かに静かに映画は進み、これが「素敵な映画」なんだと
そう思わずにはいられない作品です。
映画の1カット1カットがまるで絵画のように美しいですよ!
冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間 (岩波少年文庫 (044))
小学生のころに何度も読みましたが、また最近になって読んでみました。
やっぱり名作というのは、いつになっても古びれません。おもしろいです!
そして最後には、ガンバたちとの別れにつらくなってしまうのも昔と同じでした。
海を見るたびにガンバの名ゼリフを思い出してしまいます。
とにかくすべての年齢の人におススメです。