青春歌年鑑 70年代総集編
60年代後半の生まれなので、青春期は80年代ということになるが、収録曲は全て聴いたことがあります。家族と観ていた歌番組の記憶もあるけれど、その後何らかの形で追体験したのだと思います。それだけ後世に残っているとも言えるし、一世代限定のようなヒット曲が多い90年代あたりと比べると、万人に愛された曲が多い気がします。しかし、あの曲が収録されていない!赤い鳥「翼をください」、井上陽水「夢の中へ」、チューリップ「心の旅」、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」、バンバン「『いちご白書』をもう一度」、中島みゆき「時代」、ゴダイゴ「ガンダーラ」…。総集編をもうワンセットつくれそうな勢いですが、このレビューに書かせて貰ったので溜飲を下げることにしょう(笑)。ただ70年代の歌謡曲、ポピュラーソングを二枚組36曲で語り尽すことは出来ないと思います。それだけ溢れる曲(想い)があることは「幸福な時代」だったと言えるのでしょう。当時、私は小学生だったのだけど…。 なにはともあれ、素晴らしい総集編だし、70年代を切り取った一つの形だと思います。選曲者と各レーベルに敬意を表したい。
ブッダの生涯―ガンダーラ美術にみる
ブツダが人間の形すなわち仏像として表現されるのは、ガンダーラあるいはマトゥラーにおいてだったと著者は言う。ガンダーラ仏像の鑑賞で昔から親しみを感じてきたが、東西文化の融合の結果と理解していて、仏像の発祥地だとまでは知らなかった。目から鱗の想い。前世の釈尊から始め、その入滅・造塔まで、ブツダの生涯の各場面を平易な文章で語りかけ、各場面に相当するガンダーラ彫刻の仏伝図をわかりやすく解説してくれる。美術鑑賞しながら、ブツダの生涯がわかるという点に何だか得した感じである。断片化し、分散してコレクション保有されている浮き彫りの仏伝図を系統的に眺めることができ満足している。予備知識を持ち仏伝図のような彫刻を眺めるのと、それなしで彫刻を鑑賞することとの大きな違いをこの本から改めて感じた次第である。
ゴダイゴ・グレイト・ベスト(2)‾英語ヴァージョン
レビューで「歌詞はめちゃくちゃだった」と書いてるかたがいますが、誤解を招いてますよ!
「英語でしゃべらナイト」で言っていたのはタケカワさん自身の作詞のことで、ゴダイゴの歌詞のことではありません。
実際にゴダイゴの歌に使われているのは、「百万人の英語」でも有名だった奈良橋陽子さんが作詞したものです。
ベスト・ソングス ゴダイゴ・ベスト・アルバム
目を閉じて耳を傾けるとそこには昔の子供時代を彷彿とさせる何とも言えない
懐かしい思い出が蘇るそんな1枚です。
ゴダイゴ独特な曲調、歌詞、世界に包まれます。
この1枚を聞いた後はがんばろうという思いになれるアルバムです。