KING KAZU/三浦知良 [VHS]
家の押入れにあったのを久しぶりに見ました。Jリーグ創世記のカズ。サッカー少年だった僕の憧れでした。
あれから17年も経っているのに、まだプロの世界で戦い続けているなんて、よくよく考えるとビックリです。しかもこの映像よりも今のカズさんの方が上手い。もちろん体力が落ちたり、周りの選手の能力が当時より高くなったりしてカズさんの出番は減っていますが、進化し続けてきた事がわかります。表情も今の方が魅力的だし、良い生き方をしてきているんだと思います。
カズさん、納得できるまでずっと現役で頑張って僕らに勇気を下さい。
Dear KAZU 僕を育てた55通の手紙
カズがかつて富士フィルムのCMで
語っていた台詞を今でも覚えている。
「生まれ変わったら、もう一度ブラジルに行きます」
胸を張ってもう一度同じ人生を繰り返せるという。
彼の根拠は何か、覚悟は何か。
そんなカズは周囲からどう思われていたのか……。
KINGと呼ばれる男でも、
やはり周りから支えられていたのだ。
むしろたくさんの人に支えられるからこそ、
KINGなのかもしれない。
カズへの愛に溢れた55通の手紙に、
そう考えさせられました。
カズさんのプレーがカッコ良かった、好きでした、煌いてました、今尚現役Jリーガーとして見果てぬ夢、W杯のフィールドでプレーするのをあきらめない不屈の精神、そこに自らの夢にかける真の男の思いを見た、カズさん、みたびのW杯挑戦応援してます、夢叶う日まで
カズ語録 (PHP文庫)
笑顔がいい選手、
言っていることもさわやか。
その場その場で反応したような、簡素の物言い。
でも、ぐっときますね。
本当にこの人、サッカーから多くを学び、ゆたかに生きている。
一服の清涼剤。
やめないよ (新潮新書)
2006年1月から2010年12月の間、 「サッカー人として」というタイトルで
日経新聞に連載したコラムを1冊にまとめた本。
口述スタイルで、語りかけるように書かれていて読みやすく、
サッカーのルールを知らない人でも十分楽しめる。
Jリーグの黎明期のカズは、まばゆいばかりに光り輝いていた。
日本代表後半は、得点力不足で叩かれ、98年フランスW杯はギリギリの所でメンバー落ち。
そこからの彼の姿勢、歳を重ねてからの生き方の方が圧倒的に素晴らしいのは周知の通り。
選手としてのプライド、サッカーへの情熱、 チームメイトや後輩への男氣。
監督、コーチではなく、サッカー選手であり続けたいという狂おしいまでの意志。
どんなに短い出場時間でも常にベストな状態でサッカーに臨む真摯な思いと日々の努力。
三浦知良が「KING」と呼ばれるに相応しい人物になったことを感じる1冊。
雑誌「Number」にも彼の不定期連載「カズからの手紙」がもう何年も続いていて、
いろんな人がカズに手紙を送り、それにカズが答えるという形態をとっている。
いつかそちらも単行本化されるのが楽しみだ。
「311東日本大震災・チャリティマッチ」で、現日本代表を向こうにまわして
決めたゴールが美しいのには理由がある。
【DreamTower 2011.05.07】