矢倉の急所〈2〉 (最強将棋21)
これぞ 浅川書房の本という感じです。
前回に続いて今度は、矢倉 加藤流(▲37銀型)についての非常に詳しい
解説書です。
加藤流といえばずっと以前からある定跡ですが少しずつ進化してきていますが
その進化過程も詳しく解説されています。
おおまかに加藤流に対して専守防衛の△53銀型、△73銀からの棒銀型、△75歩交換型と
3つの戦形についての詳説ですが、一般的にはこういわれているが私はそうは思わないと
森内流の意見が述べられ具体的に指し手を示している点は、必見です。
実戦で矢倉を指す人だけでなくなんとなく理工系の工学書を読む感じで納得するところが多くところどころ感心しながら読むことができます。
こういうふうにひとつの戦形をとことん解説して、わざと指し手に甘手を指させて、優勢にするといった狙い紹介の本と違い好感がもてます。これぞ 浅川の本です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ATB用サドルやぐら付 ブラック Y-2131
まだ少ししか乗ってませんが、ずっとベロ VL-3014 サドルを使っていたので、こちらの方は固い感じがします。
乗った感じは悪くないので、この値段なら買って損はないと思います。
裏を見たら「CIONLLI」のロゴがあったので、CIONLLI(シャンリー) MTB用 サドル ブラック 7208と同じ物のようです。
矢倉の急所―4六銀・3七桂型 (最強将棋21)
第1章攻撃術1-基本講義、約30ページ
第2章反撃術-基本講義、約35ページ
第3章攻撃術2-宮田新手、約50ページ
第4章攻防術-最新講義、約40ページ
第5章構想術-駒組みと作戦、約55ページ
私のは短期間で第2版になっていました。評判が良い証拠。
一つの図で3,4手、一本道なところで9、10手で、
特に良いのは次のページに一切引っ張らないこと。
前のページをめくり直しながら解説を読むのは大変ですから。
そのつど「結果図」と明示されており、「結論」が明記され、
〔後手有利〕〔先手おし気味〕〔後手不満なし〕などと書かれていてわかりやすい。
解説の文章も長すぎずコンパクトなので読みやすい。
最後のページが目次として、「よく出る筋」索引という珍しいページになっている。
〔仕掛け周辺の筋〕〔攻撃筋〕〔反撃筋〕と分かれ、例えば▲2三歩などと
符号別に目次で列挙されているので、探しやすく勉強しやすい。
印刷も濃くて見やすい。薄い将棋書はとても見にくいので。