服部半蔵―家康を支えた諜報参謀 (PHP文庫)
家康の十六将で、情報司令官「服部半蔵」。
伊賀忍者出身で家康と同い年、55歳でその生涯を閉じた彼は後世まで名を残す。
江戸城の西の出入り口門は「半蔵門」と言われ、彼の信頼度と実績がうかがい知れる。また、忍者の頭領としてだけではなく、諜報参謀としての彼の能力の偉大さがこの本から垣間見ることができる。
著者の文章も、歴史から物事を学びやすいような書き方がされており、魅力的な一冊になっています。
風魔(下) (祥伝社文庫)
中巻に不満を持っていたが、下巻で見事に終えてくれた。予想した結末ではあったが、そこに至る最終決戦の数々が面白い。氏姫に最後まで翻弄された小太郎だが、生き方を貫いたのは立派。下巻は読み応えがあった。
影の軍団 服部半蔵 [DVD]
昨今の子供だましワイヤーアクションとは全く異質な本物の忍者アクションです。
刀を踏み台に屏をのぼる動作、忍び込んだ天井での尿の処理、同じく忍び込んだ屋敷でのつまみ食いなど何気ないひとつひとつの動作が非常にリアルで感心しました。雑木林や城の中で無言でぶつかり合う忍者同士の戦闘も迫力があり、全身を黒い石膏で固めた緒方拳の不気味さも斬新です。果敢なリーダーの西郷輝彦が最後の瞬間に見せる人間的な弱さ、成田三樹男の非常さなど人間描写も優れています。
20年以上前の映画ですが、今の日本には本作のような本物の忍者映画はもう作れなくなってしまったのは本当に寂しいかぎりです。
新・影の軍団 服部半蔵vs陰陽師 [DVD]
いつどんな時代どんな役であろうとも、竹内力のテイスト丸出しです。
陰陽師って…この頃は下火とは言え、陰陽師ブームだったんですよねえ…。
というよりも、なんか、陰陽師ではなくてこりゃネクロマンサーじゃないか!?