風の影 (上) (集英社文庫)
久しぶりに読み応えのある小説でした。初めから最後まで飽きないしとてもよくできています。著者の作品をまた読みたいと強く思いました。悲しい部分が少しあったので辛い気持ちにもなりましたが、読後感は大満足です。
アリス・イン・ナイトメア
宣伝を見たときからワクワクしていました。初めてプレーしたときの感動と言ったら・・・3Dのゲームは難しくてちょっと・・・という人でもかなり楽にゲームに入り込めると思います。完全日本語モードでゲームをすると、ゲームの背景(?)の絵の中の、例えば看板や立て札の文字も日本語になります。これは驚きです。グラフィックも綺麗だし、自分がどこに立っているのかも分かりやすく出来ています。そもそも、有名な不思議の国のアリスを元ネタにして、その世界を悪夢にねじ曲げるという発想がステキだと思いませんか?まだまだ3Dゲーム歴の浅い私には評価不能です!
ルイスと未来泥棒~ウィルパーの危険な時間旅行~
映画のストーリーを追うだけではなく、オリジナル要素も入っています。
謎解きの難易度は、ゲームとしては高いです。ヒントがもう少しあってもいいかなと言う感じ。
ゲームとしての難易度も結構高くリトライ必死の所も多々あります。
ただ、操作感は同じ据え置き機のWiiと比べると、PS2版の方が操作しやすいです。
マップを1ボタンで開けるようにするなど、微妙な点に少々不満がありますね。
ユーザーインターフェースは意外に大事なので・・・
風の影 (下) (集英社文庫)
母を亡くした少年ダニエル。霧深い夏の朝、ダニエルは父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で『風の影』という1冊の本と出会う。本に引き込まれたダニエルは、他の著作を探そうとするが、作者フリアン・カラックスの本はほとんど焼失していた。フリアンについて調べ始めたダニエルは、次第に彼の生涯にまつわる謎に引き込まれていき...
上下巻読了しました。上下巻で評価すると、「上巻を読めれば、面白い」というところです。上巻の途中で嫌になって投げ出さなければ、下巻は一気に読めるでしょう。下巻は、テンポもよく、展開も速くてどんどん読めます。頑張って、最後まで読んでください、という感じですね。フェルミンとか、ちょっと都合よくないかなーという人物もいますが、戦時の暗さと上流階級の暗部とか社会のもつ嫌な影の部分も織り込まれいて、ラストまでぐんぐん引っ張ってくれます。最初からガンガン面白いというわけではないので、読書好きのひとならよいかも。でも、読書好きの人なら、「●●の方が面白かった!」とか、言いそうだなぁ...というわけで、微妙な本です。
EA Best Selections アリス・イン・ナイトメア
ナイフ片手に血糊を浴びながら悪夢の中を突き進むアリス。ひたすら
グロテスクかと思えば、ある種の美しさすら感じてしまうところがこ
のゲームの稀有なところ。オリジナルのアリスそのものが生まれ持っ
た不条理なキャラクターと、冷たい美しさを見事に表現したキャラ・
デザインの融合に脱帽。
敵を一気に倒す爽快感とボスキャラの手強さのバランス感もよく、ゲ
ームとしても手ごたえ十分。