シンガーレディ
シンガーレディの名のごとく、歌手としての女性の気持ちを歌った名盤です。フェンダーローズやストリングスを多様した大野雄二氏のアレンジも魅力です!
個人的には、「もう一度聞かせて」が最高です。
しばたはつみ・しんぐるこれくしょん
彼女は、単に歌唱力のある歌手というだけでなく、様々な新進作家の曲を取り上げ、彼らが世に出るきっかけも作っていた。特にマイ・ラグジュアリー・ナイトの来生たかおは、まだデビューしてまもなくの頃で、一般的には全く無名の存在で、私もこの曲の作曲者として興味を持ちレコードを購入したもの。
こういう人にこそ、もっと長生きして、もっと歌を歌い続けて欲しかった。
究極のベスト! 朱里エイコ
「北国行きで」や「ジェット最終便」の大ヒットで知られる朱里エイコの待望のベストがメジャーレーベルからのリリースとなりとても嬉しい気持だ。タイトルの「究極」にかけて「9曲」というのは曲が少ないので寂しい気もするが御値段が御手頃なので初めて聴かれる方にはオススメしたいミニ・ベストです。名曲「北国行きで」は本当に良いですネ~。前奏のアレンジだけでなんだかしんみりとキュンとさせられます。それにあの本物のヴォーカル力でキメられたらもう最高。「ジェット最終便」も洒落ていて本当にカッコイイ素敵な曲。私が歌手ならば是非カヴァーして次の世代へ伝えたい。その他にヒット曲の「ジョーのダイヤモンド」や一回聴いたらすぐに好きになる「AH SO!」などなど、全曲名曲です。収録曲は少なめですが、それ以上に聴きごたえのあるCDです。そして何と言っても「見捨てられた子のように」と「二時から四時の昼下り」のタイトルの長い名曲の初CD化がファンにしてみたら嬉しい所。この2曲を目的で購入される方も多いのでは?。「見捨てられた子のように」は曲もいいのだがその圧倒的な歌唱力に脱帽。聴いていてとても気持いい。朱里エイコという歌手には本当に頭が下がります。又、このCDのジャケットもシックな感じでとても落ちついていて好きです。裏ジャケはゴージャスなショーが始まるみたいでこれも良い感じ。音を耳で聴きながらこういったジャケットを目で楽しむのもイイですね。帯にはサラッと彼女についてのミニ解説が書かれていますので初めての人も安心して聴けるはず。是非手にとってみて下さい。
しばたはつみ ゴールデン☆ベスト~マイ・ラグジュアリー・ナイト~
しばたはつみさんの一番新しいベスト盤。
結果として追悼盤のような形となったのは大変残念である。
本盤は土龍団の吉田明裕氏が監修と選曲を担当されている。
その為か定番曲のほかアルバムからの珍しい曲も多く
「しんぐるこれくしょん」をお持ちの方でも楽しめるのではないか。
アルバム曲をとってみると英語詞が意表をつく(2)、異国情緒あふれる(6)、
泰葉作曲の(10)、伴奏を排し声の多重録音を駆使した(17)、
S・ワンダーのカバー(18)あたりが出色の出来である。
本盤をきっかけにして彼女の歌を好きに
なってくれる人が居てくだされば幸いである。
※2011/9/9 一部加筆しました。