アームズ・コンサート ~三大ギタリスト夢の競演~ [DVD]
1983年、ロニーレインの呼びかけにより開催されたチャリティコンサートの模様を収録・・・売りはもちろん邦題通り、エリッククラプトン・ジェフベック・ジミーペイジの参加です!!個人的にいつか買おうと思いながら、やっと今回のDVDフォーマットを購入した次第・・・とっても美味しいお酒が味わえますよ(笑)。特にジェフベックのセットを観たかったんですね・・・大好きなサイモンフィリップスと演ってますから!!内容は、エリッククラプトンを中心としたオールスターズもの(スティーヴィーウィンウッド・アンディフェアウェザーロウ・チャーリーワッツ・ビルワイマン等)とジェフベック・ジミーペイジの各セット、そして大セッション大会という流れ・・・もしギャラで考えれば(笑)天文額的な数字は間違いない、本当ミラクルなメンバーです。ジェフベックの面子は、トニーハイマス(Key)・フェルナンドサンダース(B)・サイモンフィリップス・・・オフィシャルなライブ映像が少ないですから、これは貴重な編成での演奏です!!「THE PUMP」「LED BOOTS」は、出来はどうであれ(笑)大感激・・・素晴らしい!!「HI−HO SILVER LINING」を選曲し歌ってしまったのは、まさにチャリティーならではでしょう・・・やっぱりヘタです(笑)。落ち着きのないジミーペイジは、サントラからの選曲でこれも貴重では・・・スティーヴィーウィンウッドに歌わせ、ジェフのリズムセクションいやあ豪華です!!歌なしの「天国への階段」は、辛いなあ(笑)。後半の同一ステージに立つ3人の姿は、まさに圧巻・・・「LAYLA」は、特にも必見です!!閑話休題。この映像を観ると、本当サイモンフィリップスがTOTOに加入するなんて、想像出来ない!!ロニーレインは、人望が厚いミュージシャンだったんだなあ・・・素晴らしいコンサートをありがとう!!(クラプトンの感想があれないぞ、笑)
Tommy
レビューが少なかったので今更ですが少々書き込もうと…
ファースト、セカンド(個人的に最も好きです。セカンドは昔は音楽誌でも酷評されファンの間でも大して評価されてませんでした。10年程前に当方が某サイトに書き込んで日本での相対評価が格段に上がったと、誠に手前勝手ですが自負してます。)と、マネジメント問題も含め前途多難な折、メンバー間の確執から空中分解しかけていた当時のWHO。
有名なジェフベックの「ベックボレロ」後のレッドツェッペリンの叩き台に。雄叫びを上げながらの狂乱のドラミングのキース。この頃がグループの最大の危機だった事は、WHOの情報が非常に少なかった日本にも関わらず、当時のLPライナーにも記されていた事から、周知の事実だったと思われます。
シェルタルミ−の容赦ない搾取、これから逃れる為にライブに全精力を注ぎ結果的に屈指のライブバンドに成長していくも、思うように伸び悩むレコードセールス…
セカンド、サードでオペラ的要素を取り入れ、これに手応えを感じたピートが、起死回生で創り上げた大作。それこそがTOMMY…
世界初のロックオペラアルバムと銘打たれていますが、実際はKINKSとどちらが先に構想をスタートさせたかは今になっては定かとは言えませんが、セールス面でいえばWHOの金字塔という事は間違いありません。
WHOを齧りかけの浅いファンの方には、あまり人気が無いように個人的には感じます。事実、当方も聴き始めの最初の頃はあまり好んで聞きませんでした。
正規盤を長年かけて全て聴いた上で、改めて聴くとようやく分かってくる、そんな大作です。
メンバー自身、ピートが何を言っているのか分からないという程、難解だったようで、ジョン自身も数年後に何となく分かって来たと、かなり後に或るインタビューで応えています。
メンバー同士もこれで駄目なら後が無い、というプレッシャーの中、敢えてライブを封印し、スタジオに長期間籠り切りで作品を制作しました。
長期間のスタジオワークの成果、充実ぶりが、その直後のストーンズ製作の「ロックンロールサーカス」で奇跡のような名演に結実していた事からも、メンバー同士の「いける!」という確信が伺えます。
最初のプレミアでも評価はハッキリ二分されましたが、結果的に全世界中で空前のヒット、それまでの借金も帳消しとなり、漸くビートルズやストーンズに並ぶバンドに名実ともにのし上がりました。
全作品の中でも異色なのは、「静」と「動」のコントラストの激しさ。敢えてロック的な要素を削ぎ落した点ですが、これが却ってキースのドラミングを際立たせる結果となっています。
ご存じのようにWHOの構成はベースドラムがリード、ギターがサイド的役割で自在にドライブする変幻自在のバンド構成の中、ピートは常にキースをどう生かすかを主軸に考えていたと思われます。
NEXTや四重人格のドラミングも絶頂期なので素晴らしいのは当然ですが、キースはTOMMYを通し格段に腕を上げた事は間違いありません。
個人的に、ピートが死ぬ間際に再度「どれがベストか?」と問われたらその時に間違いなく「TOMMYだった」と答えるような気がしております。
何故か?ピートが唯一アルバムを完全にコントロールしきって仕上げた、TOMMYはピートそのものだからです。
大瀧詠一が「今になって思えばデビュー作のサイダーCMソングが自分の最高傑作だった、あれ以上のモノをまだつくれてない」とインタビューに答えてましたが、本作はそんな作品だと思います。
出来るだけいい音響装置で、出来る限りフルボリュームで聴いて下さい。きっと本当のTOMMYが聴こえてきます…
NHK「美の壺」ブルーノート・コレクション
「美の壷」の番組もさる事ながら、バックに流れるジャズに興味を持ったのが姉です。ジャズ鑑賞歴4年目の自分としては、とても嬉しいトピックでした。なかなか、初心者が聞くにふさわしく、ずっと所有していたいコンピは少ないので、そういう意味では、思い出の保存版という気がします。ただ次回は、Blue Noteだけに固執するのでなく、もう少し新しいもの等も取り入れて行くと面白いと思います。
ザ・フー/ライヴ・フロム・トロント [DVD]
ビデオからの買い直しです。発売当時(1984年)は解散コンサートではありますが初めて観られるThe Whoのフルコンサートということで輸入盤を購入して何度も観たものです。ピートの弾く金色のシェクターが格好良くてねぇ。解散ということもあって悲哀の表情もときおり見せるけれどきちんと纏まった演奏で好きでしたね。元気が無いとかドラムがいまいちとか中途半端な批評が多いけれど、太鼓も叩くどころかリズムもキープできない素人が言うことでは無いし、あのフーに向かって恐れ多いとは思わんのかね?と感じますね。
ただこの商品自体には不満があります。DVD発売ということだったので画面も音も綺麗になっているものだと思っていましたが、ただのビデオからの焼き直しだったのには唖然とした。こんなの売るなよ!ビデオで持っている方は買う必要は全くありません。持っていない方も画面や音に過大な期待は禁物です。
Who's Next
のイントロを初めて聞いた時に,全てを聞く前から,このアルバムはきっと凄いと言う予感がした。彼等のLIVEビデオを見ていると,この曲のイントロで聴衆の反応は際立っている。私は今でもこのイントロを聞くと心が高揚する。そして,勿論「ティーンエイジ・ウェストランド,イッツ・オール~」でそれは最高潮に達する。
おまけにこのアルバムにはちょっと出来が悪いレベルの曲が一曲もない。
エントホィッスルの「マイ・ワイフ」も傑作だし,「ブルーアイズ」「バーゲン」「無法の世界」「モーバイル」などの秀作が並んでいる。
でも,一つ大きな疑問がある。それは,後に発表される事になる「ピュアー・アンド・イージー」と言う名曲が何故にこの時点で落とされたのかと言う事である。「オッズ&ソッズ」の中のこの録音は秀逸な出来である。なのに何故?
「ライフハウス」のなぞは深そうだ。