PICORINPIN(初回生産限定盤)(DVD付)
彼女の歌と声はいい。今の力を出し切っている感じがする。
プロデューサーやバックミュージシャンが多岐に渡るため、曲ごとに高橋瞳への思い入れの強さや距離感の違いを垣間見るようだが、全体としてはちゃんと形になっている。
逆に、Fire Ball以外は通して聞かないと良さがわかりにくい。ピエロッティの後半からプールサイドまでがピークだと思うが、そこから最後のお天気雨までダレずに終わっている。よし、もう一回!と思わせる何かがある。今後も楽しみだ。
空を見上げる少女の瞳に映る世界 1巻 [DVD]
第4話「求めること」
OVA版の雰囲気を残し、天上界で勃発する広範囲での
戦闘描写、艦隊戦、滑らで緩急付けた作画のきめ細かさを
特出させた見応えある1本に仕上がっています。
1年半後の時間経過を窺わせる艶っぱい人間描写にも感心しました。
CLANNADといい、崩さず成長ぶりを描き分ける
京アニの上手さが秀でています。
第5話「迷うこと」
視覚的に天上界を見せず、イチコを意識したようなもどかしさと
苦悩し、憂鬱なままのユメミの危うさ、色気を微妙な均衡で演出する
静かな人間描写が光っていました。個人的には夜一人吼えて
ご近所大集合という、地域の連帯感、結束感を短い場面で
さりげなく描いているのがナイス。たしかに、
言ってくれなきゃ分からないこともあるんです。
ハンサム★スーツ THE TV [DVD]
映画は観ていなかったのですが、面白かったです。
ドラマだけでも十分に楽しめました。
顔はブサイクでも性格が良い主人公に、性格も顔も良い女の子が惹かれていくという、王道的な話ですが、展開に無理がなく、最後まで楽しめます。
ロバート秋山さんのブサイクキャラ演技も良かったです。
人魚の森 (少年サンデーコミックススペシャル―高橋留美子人魚シリーズ)
高橋留美子の人魚シリーズは、この「人魚の森」の次作である「人魚の傷」のワイド版の初版年から11年も経った後の2003年に、突如「夜叉の瞳」という続編がコミック化されている。続編があることも知らなかった私は、最近になってようやくその事実を知り、それを契機に、もう一度、全作品を最初から読み直してみたのだが、改めて、この人魚シリーズが、高橋留美子の最高傑作ではないかとの思いを新たにしたのである。
この人魚シリーズは、不老長寿の妙薬である人魚の肉を巡る哀しく切ないエピソードを、不老長寿の身となった主人公の湧太と真魚(まな)の時の旅を通して、一話完結方式で描いた作品である。
この人魚シリーズには、かなり残酷でグロテスクな描写もあるので、そのへんは覚悟して読んでほしいのだが、内容的には、とても少年誌に掲載されていたものとは思えないほど深く、シリアスだ。
人は、誰しも、永遠の命を求める。しかし、永遠の命を手に入れさえすれば、人は本当に幸せになれるのだろうか?人にとって、本当に大切なものは、一体、何なのだろうか?この作品は、不老長寿の妙薬を巡ってさらけ出される人の業の深い行いを通して、読者にそんなシリアスなテーマを問い掛け、考えさせてくれるのだ。
そういった意味では、この巻の表題作である「人魚の森」、「人魚の傷」に掲載されている「約束の明日」と「舎利姫」、「夜叉の瞳」に掲載されている「最後の顔」などは、特に完成度が高く、涙なしでは見れないほどの珠玉の名作であり、この人魚シリーズは、大人の読者にこそ、ぜひ読んでもらいたい。
ちなみに、この人魚シリーズで描かれている不老不死のテーマなどの素材は、姿を変えて、その2年後に連載が開始された「犬夜叉」に脈々と受け継がれている。
sympathy (DVD付)
今までのシングル3枚がカップリングも含めとても良かったのでこの1stアルバムも期待していたのですが・・。
「青空のナミダ」を初めて聴いた時のようなインパクトは無いなぁと思いました。
でも全12曲(9曲で作詞)の中では「孤独な群衆」「16」等は良い感じで好きです。
ライブで盛り上がりそうな曲もあるし、聴いてみる価値はあります。
まだ16歳。これからの高橋瞳が楽しみなアルバムです。