山野
車輪氏の第三弾です。 コリアンタウンを探訪し其の由来歴史背景を明らかにしようと試みています。
朝鮮半島の貧困から近代国家建設に労働力を必要とした日本への出稼ぎの歴史、終戦後帰国せずに残留を
決め人、新たに戦火・虐殺を逃れて移入した人、結果的に祖国を捨て祖国に捨てられた人々の来歴、それが
虚飾を全て捨て去った後に残る事実。 それを淡々と取材してまとめたのが本書です。
「聖なる被害者=在日」として語ることが通用しない事実がそこにあります。 「被害者」とは随分と
都合の良い言葉です。
対照的な例として、アメリカで「良心的兵役拒否」といえばアーミッシュですが、彼らは、税金は払いますが、
年金・社会保険等の支払いはしていません。 その代わり、年金・社会保険等の国家からの庇護も受けません。
義務を果たさない代わりに権利も主張しない。 それだったら話は解るのですが・・・、
日本に住みながら、「反日」を叫び、義務を果たさず権利ばかり主張するとなると、彼らに未来はあるの
だろうか?
読み終えて、そんな思いになりました。