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ステレオの音が違ってるのです。コンセントを変えただけでこんなに変わるものかとかんしんしました

PigeonBlood 【初回限定版「録り下ろしドラマCD付き」】

私自身たまに雑誌の方を拝見させていただいたくらいですので詳しくは解りかねますが、
此方の作品は当初のコンセプトとは変えたようで…。
私はこういったホラー、グロテスクなテイストが好きですので反感等持たずにプレイ出来ました。
今回はシナリオライターさんが複数いらっしゃるという事ですのでどのような作品に仕上がっているのだろうと
そわそわしながら発売を心待ちにしておりました。

システム等、困るところは有らず快適に進めることが出来ましたし、
グラフィックにつきましても、主人公の顔が女顔で女々しいとはいえ、体型が男の子ですのでちゃんとBL感を味わうことができました。
キスシーンのグラフィックの使い回しが多かったのは何とも言えませんが…。
又、演出ですが、流石ピルスラさんなだけあってSEとBGMが素敵です。
キャラが振り返る動作をする動画はエンターテイメント的にですが、楽しませていただきました。
声優さんの演技も素晴らしかったです。三点リーダのところにも台詞が入っていて、ちょっと感動しました。特に主人公の方は叫び声に定評がある方(私の中で)でしたので、絶叫するところなんて特に良かった…。

さて、本題のシナリオ面についてです。
話の展開は面白く、だんだんホラー要素が入ってくる様子は見ていて楽しかったです。
一人一人萌えどころがありますし、好きになる過程が丁寧に作り込まれているキャラがいたのも良かった。
ただ、気になる点を申し上げるのならば、キャラクター達の性格が微妙にライターさんごとに違っているところでしょうか。
そちらの点につきましては、ライターさん同士が確認し合うなどしていただいて、整合性をしっかりしてほしかった。
そして一番残念に感じました事ですが、少々美作さんルートのシナリオが雑…といいますか…担当ライターさん、時間…無かったんですかね。
前半自体は楽しめましたけれども、後半に入っていくにつれ、失礼ながらシナリオの荒さに笑ってしまいました。申し訳ないです…。
これは個人的意見ですが…鬼に憑依されて自我を失い動物を襲う場面は伏されていました(口ぶりから動物は襲っていたのかなあと思いましたので)が、展開的に主人公がその襲う場面を目撃して伏線回収を行っても面白かったのではないでしょうか。
上から目線で申し訳ないですが、一番好きなキャラである分もう少し丁寧に掘り下げていって欲しかったと思うところが強いです。
そこで★−１させていただきました。

皆さん地雷と申し上げている執事に関しまして、私自身そんなに脇キャラに抵抗は御座いませんものの、
以前質問に答えていた内容と違うものを出すのは少し問題だなと思います。
ゲーム本編に行為が無かったら良いと思ったのでしょうか…。(内容には関係無いので★は減らしませんが)

ここまで辛口に記してきましたが、楽しんでプレイさせていただいたのは変わりありません。
後日、FDを発売していただけたら嬉しく思います。

トリプルX [DVD]

ヴィンは使い捨てエージェントとして利用されるほどの「ワル」にはなりきれてない。演技力の問題か、あえてそうしたのか解りませんけど。
００７を意識しているかのように、Qのような役もあるし、秘密兵器も出る。しかし見ただけでおもちゃと解るような安っぽいものばかり。最近プラハで作られる作品が分野を問わずやけに多いがこの作品もそう。面白いと思った事をあちこちからつまんできたといわれても仕方ない状況。
しかししかしストーリーは単純で深刻さはないし、娯楽作品として大いに楽しませていただきました。シリーズにしてもいいと思うほど。上司のサミュエルジャクソンの存在が作品を引き締めている。
褒めたりけなしたりしてますが、どちらかというと「褒めたい」。
落ち込んだ時みるには最高。お勧めの作品。