美しく燃える森 ( シャレードコミックス ) (CHARADE BOOKS COMICS)
待望の待望の新刊です〜♪ 発売延期になって、一体どれだけの月日が経った事か…(涙)
依田先生の作品の中で一番好きなシリーズなだけに、もう出ないんじゃないかと心配してました。
勇気(画家)と昇(雑誌編集者)の大人の恋愛を描いた今作品。学園モノが多い依田作品の中では数少ない社会人カップルです。
前巻で同性愛者である事を親にカミングアウトし実家を出た昇。同居を始めた二人の日常がシンプルに描かれています。
絵も可愛いしHシーンも控えめなので、そういうシーンが苦手な人でも普通に読めると思います。
今巻は表題作の他、短編&おまけ漫画数話が収録。中でも好きなエピソードは「美しく燃える森」と「懐かしい夜」です。
「美しく燃える森」では、昇の片目に異変が…。気晴らしにと連れて行かれた陶芸教室で、陶芸家の娘・萌に出会うのだが…。
恋人に知られたくない秘密がある。友人にも相談できない悩みがある。消そうと思っても消し去れない過去がある。
昇のトラウマや心情が丁寧に掘り下げて描かれています。いつもは奔放な勇気が、昇を心配して世話を焼いているのが微笑ましい。
「懐かしい夜」では、勇気にいよいよ個展の話が持ち上がる。巻き込まれる昇や勇気の友人達がお気の毒だが頼もしい。
これも人徳なのか勇気は周囲の人間に恵まれてて羨ましいですね。昇の敏腕マネージャーぶりが笑えます。
恋愛面だけに焦点を当てるのではなく、出版業界・美術界に生きる彼らの社会人としての仕事ぶりをちゃんと描いている所が良いです。
個人的には昇がお気に入りです。依田作品によく見られる可愛い“受”とは違い、昇は自我が強く男前なのが魅力的。
勇気は包容力のあるいい男になったと思う。紆余曲折あれど昇といい関係を築いてますね。二人の会話はテンポが良くて面白いです。
さて、次巻はいつ頃発売になるのでしょう? 今巻で終わりじゃないですよね? 続きを楽しみに待ってますから♪
依田先生の作品の中で一番好きなシリーズなだけに、もう出ないんじゃないかと心配してました。
勇気(画家)と昇(雑誌編集者)の大人の恋愛を描いた今作品。学園モノが多い依田作品の中では数少ない社会人カップルです。
前巻で同性愛者である事を親にカミングアウトし実家を出た昇。同居を始めた二人の日常がシンプルに描かれています。
絵も可愛いしHシーンも控えめなので、そういうシーンが苦手な人でも普通に読めると思います。
今巻は表題作の他、短編&おまけ漫画数話が収録。中でも好きなエピソードは「美しく燃える森」と「懐かしい夜」です。
「美しく燃える森」では、昇の片目に異変が…。気晴らしにと連れて行かれた陶芸教室で、陶芸家の娘・萌に出会うのだが…。
恋人に知られたくない秘密がある。友人にも相談できない悩みがある。消そうと思っても消し去れない過去がある。
昇のトラウマや心情が丁寧に掘り下げて描かれています。いつもは奔放な勇気が、昇を心配して世話を焼いているのが微笑ましい。
「懐かしい夜」では、勇気にいよいよ個展の話が持ち上がる。巻き込まれる昇や勇気の友人達がお気の毒だが頼もしい。
これも人徳なのか勇気は周囲の人間に恵まれてて羨ましいですね。昇の敏腕マネージャーぶりが笑えます。
恋愛面だけに焦点を当てるのではなく、出版業界・美術界に生きる彼らの社会人としての仕事ぶりをちゃんと描いている所が良いです。
個人的には昇がお気に入りです。依田作品によく見られる可愛い“受”とは違い、昇は自我が強く男前なのが魅力的。
勇気は包容力のあるいい男になったと思う。紆余曲折あれど昇といい関係を築いてますね。二人の会話はテンポが良くて面白いです。
さて、次巻はいつ頃発売になるのでしょう? 今巻で終わりじゃないですよね? 続きを楽しみに待ってますから♪
千の花―真夜中を駆けぬける 2 (シャレードコミックス) (Charade books)
このシリーズは何となく退屈しのぎで纏めて買ったのですが〜とんでもない掘り出し物でした!
三冊の間が、いや各話其々の間がかなり空いているようで〜絵の線が段々硬くなっているのが少々残念なのですが、時の変遷はどの作家でも宿命なので仕方ありませんね。。。
昇と勇気、二人の立場が其々の話で替わって描出されたりしてますが…
どのエピソードも淡々と日常の暮らしの中です。しかし二人の心の琴線が漏れでてくる…
凄い濃い話はないのですが、「三の橋」の絵なんかもう〜勇気のちょっとした作業のこだわりが、そのよれよれの古い絵の事情を解き明かしてゆく…何とも余韻が静かに響いてゆくのです。
依田さんの絵は可愛い顔してるし、背景も書き込まれている訳ではありませんが…作者の心の豊かさ、展開の広さが、この三部作には滲み出ていて読後感がとても残響未だ止まず〜っていうとこです。
地味な活動に思えますが、出来ればこのシリーズ、これからも二人の生き方を書き続けて欲しいです!
それにしてもこの「千の花」、最後のが手に出来て良かった…です!
三冊の間が、いや各話其々の間がかなり空いているようで〜絵の線が段々硬くなっているのが少々残念なのですが、時の変遷はどの作家でも宿命なので仕方ありませんね。。。
昇と勇気、二人の立場が其々の話で替わって描出されたりしてますが…
どのエピソードも淡々と日常の暮らしの中です。しかし二人の心の琴線が漏れでてくる…
凄い濃い話はないのですが、「三の橋」の絵なんかもう〜勇気のちょっとした作業のこだわりが、そのよれよれの古い絵の事情を解き明かしてゆく…何とも余韻が静かに響いてゆくのです。
依田さんの絵は可愛い顔してるし、背景も書き込まれている訳ではありませんが…作者の心の豊かさ、展開の広さが、この三部作には滲み出ていて読後感がとても残響未だ止まず〜っていうとこです。
地味な活動に思えますが、出来ればこのシリーズ、これからも二人の生き方を書き続けて欲しいです!
それにしてもこの「千の花」、最後のが手に出来て良かった…です!
真夜中を駆けぬける (シャレードコミックス―勇気×昇シリーズ) (Charade books―勇気×昇シリーズ)
この漫画と、鳥人ヒロミさんの成層圏シリーズが、長く読んでいるという意味でも中身も好きです。ずっとこの二人の話が読めたらいいなと。勇気に迷惑をかけられっぱなしで、自爆するコパくんがお気に入りです。勇気を邪魔しようと後をつけつつ失敗ばかりして、同じ絵画展に出展しその才能に打ちのめされ、「勘弁してくれよ、神様・・」と落ち込むシーンは、高校生当時読んだ時も、中年になった今も、とても共感します。