自分はまだまだなので参考になるところがたくさんありました。
いろんな人の書き方があり、それぞれの視点から見られるのがとても良かった

　犬を擬人化してシャーロック・ホームズを作る。このとんでもない試みに挑み、見事成功させたアニメです。適度にデフォルメされたキャラクター、内容はわかりやすく、実に楽しい作品に仕上がっています。
　特に序盤、宮崎駿が監督や脚本を手がけたエピソードは見事の一言、特に第３話「小さなマーサの大事件!?」は30分アニメのお手本として教科書に載せたいぐらいです。
　ですが、本作品を手放しで薦められるかというと、残念ながら？がつきます。というのも、宮崎駿が手がけた以外のエピソードは完成度のばらつきが大きすぎるのです。評価で言えば、５つ星の中に１つ星、２つ星が混ざっているという感じでしょうか。
　特に中盤、モリアーティ一味の登場シーンなどは「必ず画でオチをつけること」を強制されているかのような無理矢理なギャグが随所に見られ、意味のない行動も多く、テンポが悪くなっています。
　とはいえ、後半になると多少の無理矢理感はあるものの、モリアーティ一味のぶっ飛び具合は心地よくなる上、テンポの悪さも減ります。そのため、「テムズ川の怪物」「飛行船しろがね号を追え！」「聞け！ モリアーティ賛歌」など楽しめる回も増えてきます。

　１話完結で26話作れば、出来不出来があるのはしょうがないですが。購入後は、見る話と見ない話がハッキリ分かれそうです。とはいえ、全体としてはおすすめできる話が多いのは確かです。特に３、４、10話は太鼓判を押せます。
　個人的には５つ星をあげたいのですが、やはり中盤の迷走ぶりがどうしても気になるので星をひとつ減らして４つ星とさせていただきます。

触った感触がとても気に入りました。
猫手はかなりお気に入りでモフモフ感がたまりません。
鈴は激しい音をたてず小さくリンリン鳴ってます。
耳はすぐ動いてしまうので改良して使ってみてください。
尻尾は残念ながらワイヤーだけで何も入ってないのでとても残念としか言えません。
最後まで中身たっぷりならよかったですね。