このアルバムは、ミュージシャンというより【歌手】ＫＯＮＴＡとしてのアルバム
サックスＫＯＮＴＡじゃないし、すべてのアレンジは角松氏

詞だけをみれば、あぁいつものＫＯＮＴＡだって思う内容だけど、曲を聴いて
今までのようなものを想像していたらそのギャップに驚く。
（全作詞ＫＯＮＴＡだが、自身作曲は2・4のみ。他は角松氏作・共作・カバー）

楽曲そのものは悪くないと思う。でも、う〜ん・・・

1.は詞的には夜なんだけど、曲を聴いたらなんともさわやかな風が・・・わざと明るい曲調にしてるのかな　
これＫＯＮＴＡ曲で言うとエロ系に入ると思うんだけど。。。手の早い軟派ヤローの歌
3.は一瞬、「渡辺美里か！」とツッコミをいれたくなり　（おっと、いかんいかん。。失礼）

ＫＯＮＴＡと言ったらやはり、あの独特の　“声”　その魅力を生かしきれていないように思う。
色々な音を重ね過ぎていて、このアレンジが自分にはしっくりこなかった。
もっとシンプルな音作りの方がＫＯＮＴＡの“声”が映える。
アクセントは必要だけど、ごちゃごちゃする位なら邪魔なだけ。
ただ歌が上手いだけで自分に酔ったような、なんの特徴もない唄い方をするアーティストとは違う。

声も唄い方も個性のカタマリ！

声からフェロモンダダ漏れしてるのに、セクシーさや色気があまり感じられないなんてもったいなさすぎる！
ギターサウンドに乗っけて格好良く妖しく、アコギやピアノに乗せて優しく切なく、
【歌手】ＫＯＮＴＡのアルバムならもっといろんな質感を出して欲しかったよ、角松さん。

さわやかなポップス風にっていうコンセプトのアルバムなのかな？
アルバム構成としてはメリハリがなく、全体的に同じような仕上がりの印象を受けてしまう。
これは好みの問題なので、角松氏の作品が好きな人には違和感なく聴けるアルバムだと思いますけど、
ＫＯＮＴＡのいろんな“声”が聴きたいファンとしては物足りない感じです・・・なんて言ってますが
何だかんだ言いながら結局聴き入っちゃてますけど（笑）最強の“声”ですから！！！

『ｏｔｈｅｒｗｉｓｅ』好きなのに、ラップか・・・
『ジュジュ』すごい名曲。自分の中で、ＫＯＮＴＡ曲ＴＯＰ3に入ります。でもやっぱりもうちょっとシンプルな方が〜。

チャンス到来のプロモーションビデオが見たくてレザーディスクを買おうと思いましたが既に廃盤でした。当時は曲数も少なかったと思います。今回はたくさん曲が入っているので嬉しいです。

サックス吹きながら歌うシンガーなんて他にもいるのかな?しかも声も独特だし、良い曲も多いと思う。KONTAさんソロでのアルバムはもう10年ぐらい発売してないんじゃないか?と思うけど出してくれないかな?…。

バービー解散後のソロアルバム‘１st’という事で、発売当時は何かドキドキしながら聴いた記憶がある。
その頃はまだバービーを引きずってしまっていて、違和感と寂しさを感じはしたが悪くない印象だった･･･が、

今聴くとすごく良い！！

言葉選び・繋ぎ方・独特の言い回し　ＫＯＮＴＡらしさ全開（笑）
曲のタイトルも好きだなあ。　今こういうタイトルつけるミュージシャンいるのかな？

『しゃらくせえ！』なんてメチャクチャカッコイイし、『これでおしまい』はすごく自分好みの曲♪
この声にイマサのギターが絡むから余計しびれる。
※シングル『Ｍａｒｓ』にＣ/Ｗされている『しゃらくせえ！』とはかなり違います。
アルバムバージョンを聴いた事がない人は、もったいないのでぜひこちらを聴いていただきたいです。

自分のように、当時寂しさを感じたりしてＫＯＮＴＡソロを聴かなくなった人にも、
今改めて聴き返して欲しい１枚。

何曲かイマサがギターで参加しているが、何でこういちいち人のツボを押しまくるギターフレーズを弾くかな〜もう！
やっぱり相性バツグン！