第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
『書評エッセイ』の形を借りていますが、これはもう又吉さんの私小説、あるいは短編集と呼んでもよいのではないでしょうか。おかしくて、切なくて、ほろ苦い・・・ 通勤電車の中で何度目を赤くしたか・・・
最初の一行でぐっと掴んで、一話3分、彼の語りの中にどっぷりと沈められていく快感が、何話も何話も続くのです。本当にすばらしい才能にめぐり会えた、2011年一番のお勧めです。
最初の一行でぐっと掴んで、一話3分、彼の語りの中にどっぷりと沈められていく快感が、何話も何話も続くのです。本当にすばらしい才能にめぐり会えた、2011年一番のお勧めです。