Against the Wind
何と言ってもタイトル曲「Against The Wind」につきる。ボブ・シーガーの曲の中でも個人的に一、二を争うぐらい好きな曲で、いまでもそらで歌えるほどだ。
この曲に代表される感覚、人生の酸いも甘いも噛み分けました的な感じがシーガーの音楽に先端のイノベイティブな音楽とは違うどこかもっさりとした「ロック演歌」的な感覚を与えている。それは1976年の「Night Moves」から表面化したもので、もっとさかのぼれば1973年の「Turn The Page」あたりに源流を求めることが出来る。このアルバムではそうした感覚が過去のどのアルバムよりも際立っている。「Long Twin Silver Line」はいかにもアメリカ的な大陸のおおらかさを感じるロックだし、「Her Strut」での女性へのエロい視線も昔ながらのシーガー節だ。「You'll Accomp'ny Me」「Fire Lake」といったアルバムを代表するミディアム&スローナンバーに至っては言うまでもない。
こうした「ロック演歌」的な感覚の確立がシーガーをチャート上位に押し上げる原動力になったことは間違いないところで、それはいかにもアメリカ的なものでもあったため、そのキャリアの長さと併せて彼をアメリカンロックの親玉的な存在としてイメージさせるのに役立ったと言える。
ある意味アメリカを象徴するようなシンガーであり(このアルバムではなく前作『Stranger In Town』収録曲だが、「Old Time Rock'n Roll」という彼の曲がアメリカ国内でスタンダードナンバー的な遇され方をしているらしいのはいかにもといった感じだ)、アメリカのブルーカラーの労働者のヒーローであるとも言える。そんな彼が「風に向かって走ってきた」と歌うのだ。自分にとってもいい年のおっさんになってしまったいまでこそ響く歌がそこにはある。「I'm older now but still running against the wind」という歌詞はいまでこそ痛切に胸に刺さるのだ。
この曲に代表される感覚、人生の酸いも甘いも噛み分けました的な感じがシーガーの音楽に先端のイノベイティブな音楽とは違うどこかもっさりとした「ロック演歌」的な感覚を与えている。それは1976年の「Night Moves」から表面化したもので、もっとさかのぼれば1973年の「Turn The Page」あたりに源流を求めることが出来る。このアルバムではそうした感覚が過去のどのアルバムよりも際立っている。「Long Twin Silver Line」はいかにもアメリカ的な大陸のおおらかさを感じるロックだし、「Her Strut」での女性へのエロい視線も昔ながらのシーガー節だ。「You'll Accomp'ny Me」「Fire Lake」といったアルバムを代表するミディアム&スローナンバーに至っては言うまでもない。
こうした「ロック演歌」的な感覚の確立がシーガーをチャート上位に押し上げる原動力になったことは間違いないところで、それはいかにもアメリカ的なものでもあったため、そのキャリアの長さと併せて彼をアメリカンロックの親玉的な存在としてイメージさせるのに役立ったと言える。
ある意味アメリカを象徴するようなシンガーであり(このアルバムではなく前作『Stranger In Town』収録曲だが、「Old Time Rock'n Roll」という彼の曲がアメリカ国内でスタンダードナンバー的な遇され方をしているらしいのはいかにもといった感じだ)、アメリカのブルーカラーの労働者のヒーローであるとも言える。そんな彼が「風に向かって走ってきた」と歌うのだ。自分にとってもいい年のおっさんになってしまったいまでこそ響く歌がそこにはある。「I'm older now but still running against the wind」という歌詞はいまでこそ痛切に胸に刺さるのだ。
Ride Out
都内のタワーレコード大手店に入荷の確認をしたが予定なし。
アマゾンでも、「一時在庫なし」。
YOU TUBEでは、TV番組で「DETROIT MADE」を好演した模様がアップしているし、米国ではスプリングスティーンと並び称されるアーティストで、全米ツアーも行っている。
そんなボブシーガーの新作に期待する。トムウェイツと同様、日本には来ないだろなぁ。
アマゾンでも、「一時在庫なし」。
YOU TUBEでは、TV番組で「DETROIT MADE」を好演した模様がアップしているし、米国ではスプリングスティーンと並び称されるアーティストで、全米ツアーも行っている。
そんなボブシーガーの新作に期待する。トムウェイツと同様、日本には来ないだろなぁ。
アルティメイト・ヒッツ
アメリカ国内では、とても人気があるようで、歴史も長く、それだけに、
手の届かないような崇高・孤高といった感じがしますが、ボブの音楽はとても庶民的なもので、
とても聴きやすく・・・、だから、これほどの支持をうけていると思います!
そんなボブ・シーガーが築いてきた「アメリカン・ロック」の真髄★2枚組ベスト盤☆
今までもベスト盤は出ていますが、2枚組でこの値段はありがたい♪です。
内容も充実していて、テンポいいヒット・ナンバーがずらり!ライブ録音もあり★
「ボブのようなミュージシャンは、是非ライブで見たいものですが、なかなか・・・」
ボブ渾身の大ヒット・バラード「アゲインスト・ザ・ウインド」☆いつ聴いてもグッときます♪
ボブの曲が映画で使われることも多く、個人的には、シェール主演の「マスク」のエンド・クレジットで、
流れる「ロール・ミー・アウェイ」!ジーンときます♪
トム・クルーズ主演の「卒業白書」では、「オールド・タイム・ロックン・ロール」を聴きながら
トムが踊るシーンは印象的でした「笑」。
ビバリー・ヒルズ・コップ2の主題歌「シェイク・ダウン」、ボブ最大のヒット?!
などなど、聴き応え満載です☆
ただ残念なのは、大好きな「アメリカン・ストーム」が、今回もリスト入りしませんでした・・・
あの勢いがある曲!これぞボブ!アメリカン・ロック!という感じなのですが♪
手の届かないような崇高・孤高といった感じがしますが、ボブの音楽はとても庶民的なもので、
とても聴きやすく・・・、だから、これほどの支持をうけていると思います!
そんなボブ・シーガーが築いてきた「アメリカン・ロック」の真髄★2枚組ベスト盤☆
今までもベスト盤は出ていますが、2枚組でこの値段はありがたい♪です。
内容も充実していて、テンポいいヒット・ナンバーがずらり!ライブ録音もあり★
「ボブのようなミュージシャンは、是非ライブで見たいものですが、なかなか・・・」
ボブ渾身の大ヒット・バラード「アゲインスト・ザ・ウインド」☆いつ聴いてもグッときます♪
ボブの曲が映画で使われることも多く、個人的には、シェール主演の「マスク」のエンド・クレジットで、
流れる「ロール・ミー・アウェイ」!ジーンときます♪
トム・クルーズ主演の「卒業白書」では、「オールド・タイム・ロックン・ロール」を聴きながら
トムが踊るシーンは印象的でした「笑」。
ビバリー・ヒルズ・コップ2の主題歌「シェイク・ダウン」、ボブ最大のヒット?!
などなど、聴き応え満載です☆
ただ残念なのは、大好きな「アメリカン・ストーム」が、今回もリスト入りしませんでした・・・
あの勢いがある曲!これぞボブ!アメリカン・ロック!という感じなのですが♪
レコード・コレクターズ 2012年 03月号 [雑誌]
今号は、さすがの内容です。
サム・クックは、例の紙ジャケの頃だけにかたよらず、全体像を見事に描き上げ、さらには、マニアでないと、と思うようなスペシャルティ・レーベルの頃の特集まである。すごい。
そして、なんと、スマイルボックスの再特集である。これが、また良い。お高い日本盤ボックスを買って、そのあまりの解説等のひどさに泣いた私には本当にありがたい特集でした。
トッドの特集もこれくらいの騒ぎようでいいんじゃないでしょうか。
さて、次号はウォールの特集。狂気ボックスがひどかっただけに、輸入盤で済ませようと思っている人も多いのでは。私も輸入盤なら買おうかなとも思っています。さて、レココレがどんなふうに切り込んでいくのか楽しみです。
サム・クックは、例の紙ジャケの頃だけにかたよらず、全体像を見事に描き上げ、さらには、マニアでないと、と思うようなスペシャルティ・レーベルの頃の特集まである。すごい。
そして、なんと、スマイルボックスの再特集である。これが、また良い。お高い日本盤ボックスを買って、そのあまりの解説等のひどさに泣いた私には本当にありがたい特集でした。
トッドの特集もこれくらいの騒ぎようでいいんじゃないでしょうか。
さて、次号はウォールの特集。狂気ボックスがひどかっただけに、輸入盤で済ませようと思っている人も多いのでは。私も輸入盤なら買おうかなとも思っています。さて、レココレがどんなふうに切り込んでいくのか楽しみです。