Privateering (2cd)
デルタといってもあくまでソフィスティケイトされたものですが。
卓越した演奏力には今更驚くことはありませんでしたが
ここに収録されている全楽曲が彼のオリジナルであることに
驚嘆した。
それぐらいモノホン度が高いです。
彼がこういったジャンルに傾倒し敬意を払ってきた
証左と言えるのではないかと。
枯れたブルースが心地良い一品。
卓越した演奏力には今更驚くことはありませんでしたが
ここに収録されている全楽曲が彼のオリジナルであることに
驚嘆した。
それぐらいモノホン度が高いです。
彼がこういったジャンルに傾倒し敬意を払ってきた
証左と言えるのではないかと。
枯れたブルースが心地良い一品。
One Take Radio Sessions
少し前にリリースされたUK盤より収録曲が多いです。また全曲がスタジオライヴなのでアルバムよりもラフな感じのヴォーカルが最高です。ノップラーファンの方は是非買いましょう!良心的な価格でおすすめです!
Get Lucky
年々味わい深さといぶし銀のような輝きを増して行っているマーク・ノップラーの新作Get luckyがリリースされた。今回の新作でもギターが前面に出ていた昔とは違い、曲によってはギターは重要な脇役となり、フルートやストリングスなど多様な楽器が加わり、はては子供のコーラスなども登場してファンをびっくりさせたりもする。全体の完成度から言えば前作KTGCのほうが勝っているかもしれないが、個人的にはこのニューアルバムのほうが気に入っている。マークの心情の吐露をより感じられるのである。
国境を走るトラック運転手のことを歌ったオープニングの Border Reiverは、ケルトとロックがミックスされた思わず踊りだしたくなるようなナンバー。
You can’t beat the houseはクールなブルース、「ガスとテレビが現れる前はみんなで火を囲んでギターを弾いたものさ」と歌うBefore gas and TVはアコーステイックが美しく、アウトロはI dug up the diamondのライブバージョンの雰囲気。
ギター作りの名人Monteleoneはストリングスの美しいワルツ、次に来るCleaning my gunは実に久々のロッキングなナンバーで、何年もたまった鬱憤を晴らしてくれる。
しかしこのアルバムの一番の聴き所は最後の4曲の強力なラインアップだろう。戦没者追悼記念日、Remembrance day。テーマがテーマだけに下手をするとナショナリズム礼賛に陥ってしまう恐れがあるがさすがMK.普遍的なテーマとしてとらえることに成功し、国境を越えて人の心に迫る美しく感動的な曲に仕上げている。実際聴くたびに新たな感動に包まれる曲だ。
アルバムのタイトルにもなっているGet luckyは、お金がなくて農場にアルバイトに行った若い頃のことを郷愁をこめて歌っている。
次のSo far from the Clydeは廃船になり最後の旅に出て行く船が主人公(!)。MKのギターが哀惜、死、誇りなどを見事に表現し、文句なくこのアルバムのハイライトだろう。
そして最後のPiper to the end。これほどこの人生への別れを強く感じる歌は聴いたことがない。平易で明るい、しかし哀愁の漂うメロデイーの繰り返しに胸が一杯になり最後には涙が出てくる。まるでマークが実際私たちに別れを告げているかのような錯覚に陥るほど。これこそ2009年のGoing home。このアルバムの最高傑作。DS時代とソロを通じてずっとマークのファンであり続け、最新作に感動できる自分を実にLuckyだと思わずにいられない。
国境を走るトラック運転手のことを歌ったオープニングの Border Reiverは、ケルトとロックがミックスされた思わず踊りだしたくなるようなナンバー。
You can’t beat the houseはクールなブルース、「ガスとテレビが現れる前はみんなで火を囲んでギターを弾いたものさ」と歌うBefore gas and TVはアコーステイックが美しく、アウトロはI dug up the diamondのライブバージョンの雰囲気。
ギター作りの名人Monteleoneはストリングスの美しいワルツ、次に来るCleaning my gunは実に久々のロッキングなナンバーで、何年もたまった鬱憤を晴らしてくれる。
しかしこのアルバムの一番の聴き所は最後の4曲の強力なラインアップだろう。戦没者追悼記念日、Remembrance day。テーマがテーマだけに下手をするとナショナリズム礼賛に陥ってしまう恐れがあるがさすがMK.普遍的なテーマとしてとらえることに成功し、国境を越えて人の心に迫る美しく感動的な曲に仕上げている。実際聴くたびに新たな感動に包まれる曲だ。
アルバムのタイトルにもなっているGet luckyは、お金がなくて農場にアルバイトに行った若い頃のことを郷愁をこめて歌っている。
次のSo far from the Clydeは廃船になり最後の旅に出て行く船が主人公(!)。MKのギターが哀惜、死、誇りなどを見事に表現し、文句なくこのアルバムのハイライトだろう。
そして最後のPiper to the end。これほどこの人生への別れを強く感じる歌は聴いたことがない。平易で明るい、しかし哀愁の漂うメロデイーの繰り返しに胸が一杯になり最後には涙が出てくる。まるでマークが実際私たちに別れを告げているかのような錯覚に陥るほど。これこそ2009年のGoing home。このアルバムの最高傑作。DS時代とソロを通じてずっとマークのファンであり続け、最新作に感動できる自分を実にLuckyだと思わずにいられない。