番組終了後、いくらかの期間が空いて発売された小さなムック。
このころはこういったムックが多く発売されて、特にオリジナリティは
ないものの、いつでも開けて読めたりすることはいいことでしょうね。

今は亡き、脚本家・星山博之さんの小説や当時の作画監督さんたちの
イラストは丁寧に書かれています。オリジナル漫画もほのぼのしていて
世界観はくずされていないと思います。

本作の酷評は良く耳にするので、少し偏見を持ちつつ購入に至りました。視聴した感想としては、充分許容範囲内の悪くない出来かと。ただし本作の酷評の原因も自分なりに理解出来た所があるのでその点を踏まえつつのレビューになります。まず最初に注意点があります。本作はTV版の後日談もしくは続編にあたる作品ではありません！今回のOVAは商品説明にある通りTV版の21話〜26話の間に時系列を置いた番外編的作品になります。そもそもの酷評の原因はここにあるかと。ファンとしてはやはり後日談や続編が見たかったですし、前作は前作でしっかり作品として成立しているので、今更OVAでやる意味が無い気も。一応前作と比較して悪い点と良い点を出してみました。

悪い点
・第一話の出来！TV版の総集編に新作カットを加えただけの内容。
・一部のキャラの声優＆性格が違う（怒）この時点で、かなり作品に不信感を抱く方は多いと思います。
良い点
・メカ描写や子供達の心理描写がTV版より若干丁寧。
・第二話以降は、番外編としてオリジナルストーリーがたっぷり楽しめる。
・作品全体を通して前作の良い点はしっかり引き継いでる。

上記の悪い点により星２つマイナス。人によっては更にガクンと本作の評価は下がるかもしれません。が、冷静に評価するとキャラの声＆性格の変化による違和感は慣れてきますし、話自体はTV版と同じ位楽しめるのでバイファムファンとしては購入価値は充分ある作品だと思います。TV版が好きな方は悪い点に踏まえても、まぁ満足出来る出来かと。決して駄作では無いので、ご安心を！